暗号資産(仮想通貨)のマイニングマシンレンタルサービス「Bit Mining」などを提供している「ビットマイニング株式会社」は、2020年8月7日から日本国内でグループサービスである「RRMine」のファイルコイン(Filecoin/FIL)マイニングの取扱いを開始したと発表しました。
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RRMineのFilecoinマイニング「日本国内」で開始
ビットマイニング株式会社はブロックチェーン・フィンテックに関するコンサルティング業務やイベント・キャンペーン・展示会などの企画・運営・コンサルティングを行なっている企業であり、2019年6月にはマイニングマシンのレンタルサービス「Bit Mining」の提供も開始しています。
今回の発表では、同社のグループサービスである「RRMine」のファイルコイン(Filecoin/FIL)マイニングが日本国内で2020年8月7日から開始されたことが報告されています。
ビットマイニング株式会社は今回のサービス開始について『グループのこれまで事業を通して蓄積された技術を生かして、効率的なFilecoinマイニングで世界トップを目指すだけでなく、今後展開する予定の分散型クラウドストレージサービスやクラウドコンピューティングサービスのインフラ環境を構築し、AIロボットを始めIoTのデータセキュリティや生産性の向上を目指す
』と説明しています。
RRMineとは
RRMineは2017年からビットコイン(BTC)のマイニングサービスを開始しており、前年度の年間売上高は300億円以上に達していると報告されています。売上と共に確かな経験と技術力を身に付けている「RRMine」は、変化の激しい暗号資産市場に柔軟に対応しており、ファイルコインのマイニング事業では、販売開始からわずか数分で15億円を売り切るなど、幸先の良いスタートを切っています。
RRMineのマイナータグネームは「RRM」であり、そのパートナーにはテクノロジー世界大手である「DELL(デル)」、スーパーコンユピュータ開発の「Sugon(曙光)」、動画配信大手「iQIYI(アイチーイー)」、中国国内トップレベルの大学「電子科技大学の研究グループ」なども参画しています。
RRMineはファイルコインのマイニングで特に高いパフォーマンスを誇っており、Filecoinマイナーの世界ランキングや統計データを確認することができるブラウザ「Filfox」で”世界1位”の座を獲得しています。
RRMineはマイニングプール・ソフトウェア・ハードウェアのアーキテクチャを自社で開発・構築し、マシンの供給はDELL社をメインにすることによって、安定した供給と徹底したハイスペックで効率の良いマシンに仕上げているとのことです。
RRMineの優位性
RRMineは顧客の要望に応じてクラスタを構築しており、以下の図のようにマシンとストレージの構成を組むことによってコストパフォーマンスに優れたマイニングを実現可能にしています。
また「RRMine」は、高いパフォーマンス・可用性・拡張性・信頼性・セキュリティを備えた独自のプール「Athena Pool(アテナプール)」も開発しています。
Athena Pool(アテナプール)はアルゴリズム技術・最適なハードウェア・自作マイニングを統合したサービスとなっており、このプールを活用することによって、小規模なマイナーでも大規模なクラウドクラスタコンピューティング性能を利用することができると説明されています。
ファイルコイン(Filecoin/FIL)関連のニュースはここ数ヶ月間で増えてきており、先月は暗号資産取引所「HBTC」が将来的にファイルコインに交換することができる「Filecoin3ヶ月先物トークン(FIL3)」の取り扱いを開始したことなども報告されています。