カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

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カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)に関する基本情報・特徴・将来性をなどをわかりやすく解説するとともに、取扱う暗号資産取引所・価格・チャート・関連リンク・代表的なDApps・DEX・DeFi・NFTマーケットなどの情報もまとめて掲載しています。

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目次

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)とは?

Cardano-ADA-Logo

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)とは、スマートコントラクトを備えた分散型アプリケーション(DApps)を開発するためのプラットフォーム・プロジェクト・仮想通貨のことであり、Cardano(カルダノ)はプロジェクト・プラットフォームの名称、ADA(エイダコイン)はCardanoブロックチェーンで発行された独自の仮想通貨のことを指します。

ビットコイン(BTC)イーサリアム(BTC)などの仮想通貨が抱えている問題を解決するために開発されたカルダノは「第三世代のブロックチェーン」としても知られており、取引処理速度・拡張性・送金コスト・自然環境への影響・安定性・利便性などといった様々な面の問題を解決することができる技術として世界的に注目されています。

Cardanoの創設者として知られるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は「Ethereum」と「BitShares」の共同創設者でもある天才数学者であり、現在はカルダノの開発・普及活動を行いながら「YouTube」や「X」で積極的にコミュニティとの対話を行うなど、幅広い分野で積極的に活動を続けています。

カルダノ(ADA)を支える3つの組織

2016年に開発が開始されたカルダノは「Cardano Foundation(カルダノ財団)、Input Output(インプット・アウトプット)、EMURGO(エマーゴ)」という3つの主要組織によって支えられる形で発展を遂げてきました。それぞれの組織は主に以下のような役割を担っています。

Cardano Foundation(カルダノ財団)

Cardano-Foundation-Logo

Cardano Foundation(カルダノ財団)はスイスのツークに本拠地を構える独立した標準化機関であり、「コミュニティのサポート、商業・規制関連の問題解決のための取り組み」などの役割を担っています。

Input Output(インプット・アウトプット)

Input-Output-IOHK-IOG-Logo

Input Output(インプット・アウトプット)は、チャールズ・ホスキンソン氏とジェレミー・ウッド氏によって2015年に設立されたテクノロジー企業であり、Cardanoプラットフォームの開発を担う契約を結んだ上でカルダノの開発を長期的に主導しています。

同社は元々「Input Output Hong Kong(IOHK)」という名称で事業を展開していましたが、2021年頃にはその名称が「Input Output Global(IOG)」へと変更されています。

EMURGO(エマーゴ)

EMURGO-Logo

EMURGO(エマーゴ)は開発者・スタートアップ・企業・政府にソリューションを提供するグローバルなブロックチェーンテクノロジー企業であり、Cardanoプロジェクトでは「公式商業化部門」としてカルダノブロックチェーンを活用するスタートアップやベンチャー企業への投資・支援などを行なっています。

同社は「日本、アメリカ、シンガポール、インド、インドネシア」などといった複数の国にオフィスを構えていますが、創設者兼最高経営責任者は児玉 健(こだま けん)氏という日本人であり、日本でも積極的に活動を行なっています。

現在は完全分散型のブロックチェーンに移行

カルダノ(ADA)と世界地図の画像

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)では上記3つの組織が主導する形でプロジェクト展開が進められていましたが、現在は世界中のコミュニティメンバーが主導する完全分散型のブロックチェーンプロジェクトへと進化を遂げています。

初期のカルダノでは、3組織が合計7つの鍵を保有してシステムアップグレードでは7つ中5つの鍵が必要となる仕組みが採用されていましたが、2024年8月30日にはブロックチェーンプロトコルの変更やアップグレードを確定させるために使用される重要な鍵となる「ジェネシスキー」を処分したことが報告されています。

ジェネシスキーの無効化は、カルダノネットワークに関する全ての重要な決定がコミュニティ参加者・ステークプール運営者・ADA保有者などによって行われるようになることを意味します。

仮想通貨ADAはこのような重要決定に投票する権利を有するガバナンストークンでもあるため、ADA保有者はカルダノに関する様々な重要決定に委任・投票形式で参加することもできます。

カルダノ(ADA)の歴史

Cardano-Goguen-Roadmap

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発は「Byron(バイロン)、Shelley(シェリー)、Goguen(ゴーグエン)、Basho(バショウ)、Voltaire(ヴォルテール)」という大まかな5つの段階に分かれています。なお、開発段階は5期に分けられているものの、これらの開発は同時進行で進められています。

Cardano関連の記事では「Byron、Shelley、Goguen、Basho、Voltaire」などの用語が頻繁に使用されるため、初めての方は難しく感じるかもしれませんが、それぞれの開発段階は以下で説明しているような役割を担っているため、この流れを理解しておくとカルダノ開発の進捗が理解しやすくなると考えられます。

Byron(バイロン)

Byron(バイロン)は2017年9月29日にリリースされたカルダノの最初の開発段階です。Byron期のスタートによってユーザーはCardanoブロックチェーンの仮想通貨である「ADA(エイダコイン)」を取引・売買することができるようになりました。

バイロン期では、IOHKが開発したADAを安全に保管することができる公式デスクトップウォレット「Daedalus(ダイダロス)」や、EMURGOが開発したADAの迅速な送受金・保管などを行うことができる軽量化ウォレット「Yoroi(ヨロイ)」などもリリースされています。

Shelley(シェリー)

Shelley(シェリー)は、カルダノの分散化に向けた2番目の開発段階であり、連合型で運営されていたCardanoネットワークを「コミュニティ主導の完全分散型ネットワーク」へと移行させるための重要なステップとなっています。

シェリー期で特に注目すべき点としては「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)による報酬システム・管理システムなどが正式に稼働した」という点が挙げられます。これによって、ADA保有者はステーキングと呼ばれる仕組みを通じて新規発行されるADAの報酬を受け取ることができるようになりました。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)は"ネットワークの分散化"という点で極めて重要な仕組みであり、全てのADA保有者がCardanoブロックチェーンの運営に貢献しながらその報酬を獲得できるだけでなく、ビットコインなどのブロックチェーンに比べてごくわずかな電力でネットワークを支えることができる仕組みとなっています。

Goguen(ゴーグエン)

Goguen(ゴーグエン)では、イーサリアムなどのブロックチェーンが備えている「スマートコントラクト」の技術統合によってカルダノの機能性が大幅に向上し、Cardanoネットワーク上で分散型アプリケーション(DApps)を構築する機能が追加されました。

これによってカルダノ上でスマートコントラクトを活用した様々なアプリケーションやサービスが開発されるようになり、現在は非常に多くのDApps・DEX・DeFiサービスがカルダノ上で展開されています。

Basho(バショウ)

Basho(バショウ)は、最適化・拡張性・相互運用性に焦点を当てた開発段階であり、それまでの開発段階が分散化と新機能追加に焦点を当てていたのに対して、バショウは「大量のトランザクション処理・アプリケーション導入へのサポートを強化するためのパフォーマンス改善」に注力しています。

カルダノ基盤のアプリケーションやサービスがリリースされた後には、ユーザーや取引量の増加に対応するための性能や相互運用性が重要となるため、バショウ期ではそれらの需要増加に対応するためのパフォーマンス改善が実施されています。

バショウ期では大量のトランザクションなどを処理するために「サイドチェーン」と呼ばれるCardanoメインチェーンと相互運用性を持つ新たなブロックチェーンを発生させることによって、従来の仕組みでは到底処理することができなかった膨大な数の取引を処理する仕組みを実現しています。

Voltaire(ボルテール)

Voltaire(ボルテール)は、カルダノを完全なる分散型ネットワークにするための最終段階であり、Cardanoネットワークが自給自足型システムとなるために必要とされる最後のパーツが組み込まれています。

このフェーズでは、カルダノをコミュニティ主導で運営していくための投票システムと準備金システムが本格実装されていて、ADA保有者はステーキングや委任などの仕組みを通じて、カルダノの重要な決定や開発に影響を与えることができるようになっています。

このような仕組みは「分散型ガバナンス」と呼ばれるもので、カルダノのガバナンスは「憲法委員会・委任代表者・ステークプールオペレーター」という3つの主要管理機関によって支えられています。

これによってカルダノはInput Outputの管理下から離れ、コミュニティが主導する形でのプロジェクト運営に切り替わることとなりました。

カルダノ(ADA)の特徴

Blockchain-Catch

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の特徴としては以下のようなことが挙げられます。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)の採用

カルダノは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズム(取引承認・合意形成の仕組み)を採用しているため、ADA保有者はステーキングと呼ばれる行為を通じて、ネットワーク運営に貢献しながら報酬を得ることができます。

ステーキングとは、自分が保有している仮想通貨を一定期間保有し続けることによって報酬が得られる仕組みのことであり、カルダノではステークプールオペレーター(SPO)と呼ばれるノード運営者に委任を行うことでステーキングを簡単に始めることができるようになっています。

カルダノのステーキングサービスは一部の暗号資産取引所でも提供されていて、カルダノ対応の仮想通貨ウォレットにも簡単にステーキングできる機能が搭載されたものが多数存在します。

次世代型の取引承認システム

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)が採用しているステーキングの仕組みでは『ADA保有者が取引承認を行う代表者に投票する、選ばれた代表者が取引承認を行なって報酬を獲得する、代表者が獲得した報酬を投票者に分配する』という方法がとられているため、全てのADA保有者がネットワーク運営の意思決定に参加することができるようになっています。

ビットコインなどはマイニングに参加するためのハードルが高い状態となってしまっていましたが、Cardanoは新しい仕組みを採用することによって取引承認の仕組みを分散化させています。

消費電力が少ないため自然環境に優しい

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)が採用しているステーキングの仕組みは、BTCマイニングなどに比べると消費電力が非常に少ないため『自然環境に優しい』というメリットも有しています。

ビットコインマイニングは大量の電力を消費するため、一部ではそのような仕組みに対する批判の声も上がっていますが、Cardanoはそのような問題点も事前に解決しています。

優れた拡張性で大量のトランザクションを処理

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)は『優れた拡張性を有している』という特徴も備えています。従来のブロックチェーンでは、価格高騰や取引増加などによって「送金遅延・取引手数料高騰」などの問題が発生していましたが、Cardanoは優れた性能と拡張性を有しているため、そのような問題にも対処することができるようになっています。

「IOHKの開発チーム」と「エディンバラ大学のブロックチェーン研究所」が5年の開発期間をかけて共同開発した『Hydra(ヒドラ)』と呼ばれるセカンドレイヤーのスケーリングソリューションは、Cardanoを"水平方向"にスケーリングすることができる技術となっており、ネットワークに接続するそれぞれのユーザーは1秒あたり約1,000件のトランザクションを処理することができる「Head(ヘッド)」を同時に10個作成することができるため、ヘッドの数が1,000個になった場合には理論的に"1秒あたり100万件のトランザクション"を処理することができる仕組みとなっています。

開発活動が非常に活発

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)は、ソフトウェア開発で広く活用されている主流のプラットフォーム「GitHub(ギットハブ)」における"ブロックチェーン開発活動ランキング"で何ヶ月にも渡って「1位」または「上位」を維持し続けているという功績を持っています。

これは開発者の間で長期的かつ積極的にCardanoの技術開発が行われていることを示しており、多くの開発者がCardanoの技術を選んでいるということも示しています。このようなことを踏まえると、Cardano関連のプロジェクトは今後もさらに大きな成長を遂げていくことになると予想されます。

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の関連用語

Catalyst(カタリスト)

Cardano-Project-Catalyst

Catalyst(カタリスト)は、カルダノブロックチェーンの価値を高めるためのアイデアを募集して、ADA保有者からの投票で実際に資金提供を行うアイデアを決定し、投票に参加したADA保有者にADA報酬を付与する仕組み。この仕組みによってADA保有者がCardanoプロジェクトの方向性に影響を与えながら報酬を得ることができる。

カタリストでは、投票を行うためのiOS・Android向け投票アプリである「Catalyst Voting」が提供されているため、ADA保有者はこのアプリを利用してアイデアに投票することによって、提案されたアイデアに優先順位をつけることができる。

>>「Catalyst Voting(Android版)」はこちら
>>「Catalyst Voting(iOS版)」はこちら

憲法委員会

憲法委員会は、カルダノの分散型ガバナンスでコミュニティ主導の意思決定を実現するために設立された主要管理機関の1つ。コミュニティ全体の意見を取り入れながら、カルダノのエコシステムで適用される「憲法」と呼ばれる原則やルールを策定・維持する役割を担う。この委員会は、ガバナンスプロセスを透明かつ公正に運営するための基盤を提供する。

委任代表者(DRep)

委任代表者(DRep)は、カルダノのガバナンスシステムにおいて、ADA保有者から投票権を委任され、提案の審議や意思決定を行う役割を持つ人物または団体。これにより、専門知識や時間を活用して効率的な意思決定が可能となる。

ステークプールオペレーター(SPO)

ステークプールオペレーター(SPO)は、カルダノのPoSネットワークで、トランザクションの検証とブロックの生成を担う役割を果たす個人または組織。ADA保有者から委任を受け、報酬を分配することでネットワークの安定性とセキュリティを支える。

Intersect(インターセクト)

Intersect(インターセクト)は、カルダノの長期的な発展とガバナンスを支援するために設立されたメンバー主導型の団体。カルダノの基盤となるインフラやプロジェクトの方向性を共同で決定し、持続可能なエコシステムの構築を目指している。

現在はインターセクトの日本支部となる「Intersect Japan Hub」も設立されている。

カルダノの代表的DApps

カルダノDAppsを表現した画像

カルダノブロックチェーンを基盤とした代表的な分散型アプリケーション(DApps)としては「DexHunter、Minswap、WingRiders、JPG Store、SundaeSwap」などが挙げられます。

分散型アプリケーション(DApps)とは、ブロックチェーン技術を活用して構築されたアプリケーションの総称であり、現在は分散型取引所(DEX)、分散型金融(DeFi)、NFTマーケットプレイス、ゲームなどといった様々な分野のDAppsが存在しています。

DAppsは自己管理型ウォレットを接続する形で利用するのが一般的で「資産を特定の企業や個人に預けることなく、自分自身で資産を管理したまま各種サービスを利用できる」という特徴を有しています。

「Minswap、WingRiders、SundaeSwap」はカルダノ基盤の各種トークンを自由に売買できるDEXであり、「DexHunter」は複数のサービスから価格や取引情報などのデータを集約して提供するDEXアグリゲーターと呼ばれる種類のサービス、「JPG Store」はカルダノ基盤のNFTを売買できるNFTマーケットプレイスです。

カルダノブロックチェーン上ではこの他にも様々な種類のDAppsが展開されていて、現在も新しいサービスの開発や改良が進められています(カルダノの代表的なDApps一覧は「DappRadar」で確認可能)。

カルダノの代表的DEX

カルダノのDEXを表現した画像

カルダノブロックチェーンを基盤とした代表的な分散型取引所(DEX)としては「Minswap、Wingriders、SundaeSwap、MuesliSwap」などが挙げられます。

分散型取引所(DEX)とは、契約を自動執行できるスマートコントラクトの技術を活用して暗号資産やトークンの交換を自動で実現する取引所のことであり、第三者を介さずにユーザー同士で直接暗号資産の取引を行うことができる仕組みになっています。

カルダノ基盤のDEXはカルダノ対応ウォレットを接続することによって簡単に利用することが可能で、中央集権型の仮想通貨取引所に上場していない新しいトークンなども簡単に売買できるようになっています。

サービス内容や・細かい仕組み・手数料などはDEXによって異なるものの、基本的には「サイトにウォレットを接続→スワップページアクセス→交換したいトークンと数量を入力→交換を実行」という手順で各種トークンを交換することが可能です。

ただし、DEXで仮想通貨を交換する場合は「DEXが設定する手数料」と「取引を実行するためのガス代」が必要で、場合によっては詐欺トークンやほぼ無価値のトークンが上場している可能性もあるため、実際に利用する場合はある程度の知識や警戒心などが必要となります。

取扱い銘柄はDEXによって様々で、基本的な使い方に慣れれば誕生間もない有望なトークンにもいち早く投資できるため、カルダノエコシステムにより深く入り込んでみたい方や、新しいトークンにいち早く投資したい方はDEXの利用を検討してみると良いかもしれません。

カルダノの代表的DEXアグリゲーター

カルダノDEXアグリゲーターを表現した画像

カルダノブロックチェーンを基盤とした代表的なDEXアグリゲーターとしては、DexHunter(デックスハンター)が挙げられます。

DexHunter(デックスハンター)は、カルダノ上に存在する複数のDEXから流動性や価格情報などを収集して、ユーザーにより最適なレートでの交換経路を提示してくれる非常に便利なサービスです。

同サイトでは、各種カルダノ基盤トークンの価格チャート・価格上昇率・取引量・取引所・取引履歴などを確認することが可能で、自己管理型ウォレットをサイトに接続すればDexHunter内で対象トークンを売買したり、自分の取引履歴だけを表示させて確認することもできます。

仮想通貨を売買する場合は、一般的な交換機能(スワップ)に加えて、指値注文で売買できる「リミット注文」や、ドルコスト平均法で積立購入できる「DCA」も利用することができます。

また、取引画面で「PRO」を選択すれば価格チャートやインジケーターなどを表示させて売買することもできるため、マイナーなトークンのチャートを確認したり、チャート分析を行いながらカルダノ基盤トークンを売買したい場合にも便利です。

DexHunterのPROモードを選択した場合の取引画面DexHunterのPROモードを選択した場合の取引画面

カルダノの代表的DeFi

カルダノのDeFiを表現した画像

カルダノブロックチェーンを基盤とした代表的な分散型金融(DeFi)サービスとしては「Minswap、SundaeSwap、WingRiders、Aada Finance、MELD」などが挙げられます。

分散型金融(DeFi)とは、中央集権的な管理者なしで金融サービスを提供する仕組みのことであり、DEXもDeFiの一部に分類されます。

「Minswap、SundaeSwap、WingRiders」などのDEXではカルダノ基盤トークンを自由に交換することができますが、これらのDEXでは特定のトークンを預けて取引所運営に貢献する流動性提供やイールドファーミングなどで報酬を獲得することもできます。

「Aada Finance」は、カルダノ上に構築された完全分散型の貸借プロトコルであり、利用者はピアツーピアまたはピアツープール方式で資産の貸し借りを行うことができます。貸出側は資産の預入で受動的収入を得ることも可能です。

「MELD」は分散型・自己管理型の流動性プロトコルであり、暗号資産を担保に米ドルやユーロなどの法定通貨を借り入れたり、預金から利回りを得たりすることができます。

カルダノの代表的NFTマーケット

カルダノブロックチェーンを基盤とした代表的なNFTマーケットプレイスとしては「JPG Store」が挙げられます。

JPG Storeは、カルダノ基盤の様々なNFTコレクションを閲覧・売買できるNFTマーケットプレイスであり、NFTコレクションの取引量・フロア価格・オーナー数などといった各種情報を確認したり、コレクションの貸し借りを行ったりすることが可能です。

また、サイト内で独自のNFTコレクションを作成することも可能で、自分の保有NFTやNFT作品を一覧表示で見ることもできるようになっています。

カルダノ(Cardano/ADA)の将来性・今後の動向

カルダノ(Cardano/ADA)の将来性・今後

カルダノ(Cardano/ADA)は、次世代の分散型アプリケーション(dApps)やスマートコントラクトを支えるプラットフォームとして世界的に注目されています。

環境に優しいPoSアルゴリズムを採用している点、高速・低コストな取引が可能な点、完全分散型のガバナンスシステムを採用している点、拡張性など様々な点が持続可能な未来を志向するプロジェクトや企業から高い評価を得ています。

また、カルダノは仮想通貨業界で重要な課題の1つとして挙げられる「量子コンピューターへの耐性」も備えていると報告されているため、テクノロジーの発展で生じる新たな課題にも対応して成長を続けられると期待されています。

さらに、カルダノはグローバルなパートナーシップの拡大にも注力しており、教育・医療・金融など様々な分野で新興国と連携し、実社会での活用事例を増やすことに成功しているため、社会的課題解決に貢献するプラットフォームとしての地位を確立しています。

今後もカルダノのエコシステムは技術開発とグローバルな採用を通じて成長を続けると見られており、そのような成長はADAの需要増加にもつながり、革新的なプロジェクトや実社会での採用がさらなる成長を後押しすると期待されています。

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の基本情報

プロジェクト名称カルダノ(Cardano)
トークン名称エイダコイン(ADA)
ティッカーシンボルADA
公開日2017年9月29日
コンセンサスアルゴリズムProof of Stake(PoS)
発行上限45,000,000,000 ADA
開発元Input Output Global(IOG)
考案者チャールズ・ホスキンソン氏

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の価格・チャート

カルダノ(Cardano/ADA)の価格予想

カルダノの価格予想を表現した画像

カルダノ(Cardano/ADA)の価格は2024年12月時点で1ドル(約157円)付近で推移していますが、カルダノの技術活用は順調に進んでおり、長期的な課題にも対処できる性能が備わっているため、今後も過去最高値を超えてさらに上昇することになると予想されています。

記事執筆時点におけるADAの過去最高値は2021年8月に記録した3.10ドル(約488円)となっていますが、仮想通貨業界の著名アナリストからは7ドル超え(約1,100円超え)を予想する意見も多数出ています。

ADAは供給量が比較的多い仮想通貨であるため、ビットコインのように数千万円規模にまで価格が上昇する可能性は低いものの、長期的に数千円規模まで上昇することを予想・期待する意見は数多く投稿されています。

長期的に成長を続けるためには、将来のカルダノを担う開発者などの育成も重要となりますが、カルダノは教育分野にも力を入れているため、技術活用や開発は長期的にも継続し、技術活用が増えるにつれてADA価格も上昇していくと予想されています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.42円)

カルダノ(Cardano/ADA)の買い方・購入方法

カルダノ(ADA)の購入は、大きく分けて以下の3つの手順に沿って行います。

  1. 暗号資産(仮想通貨)取引所に登録する
  2. 銀行振込で日本円を入金する
  3. ADAを購入する

また、一部のカルダノ対応ウォレットには「クレジットカードを用いたADA購入機能」も搭載されているため、そのような機能を利用すれば、ウォレット内から簡単操作でADAを購入して、ウォレット内にADAを準備することができます。

エイダコイン(ADA)を取扱う暗号資産取引所

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)を取り扱っている国内外の暗号資産取引所としては、以下のような取引所が挙げられます(2024年12月時点)。

【国内取引所】
ビットトレード
ビットポイント
Binance Japan
GMOコイン
SBI VCトレード
OKCoinJapan
ビットバンク
DMMビットコイン
CoinBest(コインベスト)
CoinTrade(コイントレード)

【国外取引所】
BINANCE(バイナンス)
BITTREX(ビットトレックス)
Huobi Global(フォビグローバル)
Kraken(クラーケン)
Coinbase(コインベース)

エイダコイン(ADA)対応のウォレット

エイダコイン(ADA)を保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
Trezor(トレザー)
Ledger(レジャー)
Daedalus Wallet(ダイダロス・ウォレット)
Yoroi Wallet(ヨロイ・ウォレット)
Lace(レース)
Tokeo(トケオ)

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)関連リンク

Cardano公式サイト
Cardano公式Twitter
Cardano公式Facebook
Cardano公式Telegram
Cardano財団YouTube
Cardano財団LinkedIn
Cardano財団公式サイト
IOG(IOHK)公式サイト
EMURGO公式サイト
CardanoのRedditコミュニティ
ソースコード(GitHub)
ホワイトペーパー
エクスプローラー①(cardano.org)
エクスプローラー②(cardanoscan.io)
エクスプローラー③(blockchair.com)
エクスプローラー④(bscscan.com)
エクスプローラー⑤(tokenview.com)

執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

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