ブラジル証券取引委員会「2つの暗号資産ETF」を承認【南アメリカ初】
ブラジルの証券取引委員会(CVM)が2つの仮想通貨ETF(上場投資信託)を承認したことが複数の報道で明らかになりました。承認されたのは「100%ビットコインで構成されるETF」と「BTC+5つのアルトコインで構成されるETF」の2つであり、暗号資産ETFが南アメリカで承認されるのは今回が初であると報告されています。
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南アメリカ初の「ビットコインETF」承認
ブラジル証券取引委員会(CVM)がブラジルの資産管理会社「QR Asset Management」が申請を行った『QBTC11』というティッカーのETFと、ブラジルの資産運用会社「Hashdex」が申請を行った『HASH11』というティッカーのETFを承認したことが明らかになりました。
仮想通貨ETFが南アメリカで承認されるのは今回が初であり、『QBTC11』は2021年第2四半期に、『HASH11』は今月中に取引が開始される予定だと伝えられています。なお、これら2つのETFはブラジルの証券取引所「B3」に上場するとされています。
『QBTC11』は100%ビットコインのみで構成されるETFとなっていますが、『HASH11』は以下6つの暗号資産で構成され、四半期ごとにリバランスされると報じられています。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ステラルーメン(Stellar Lumens/XLM)
・チェーンリンク(Chainlink/LINK)
・ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)
仮想通貨ETFは米国ではまだ承認されていないものの、今年に入ってからはカナダで3つのビットコインETFが承認されているため、カナダやブラジルで仮想通貨ETFが承認されたことによって、今後は米国でも仮想通貨ETFが承認される可能性があると期待されています。