オランダで太陽光や風力発電の活用に取り組んでいるElaadNLは、4月18日にアイオータ(IOTA/MIOTA)を活用した世界初の電気自動車充電ステーションをリリースしました。
革新的な充電ステーション
この充電ステーションはArnhems Buitenキャンパス内に試験場として一般の人々に開放されており、高速充電器/充電場/バッテリー/2つの充電ランタン/IOTA充電器などが提供されているとのことです。
この充電スタンドは、バックオフィスも通信プロトコルも必要としないだけでなく、チャージカードやサブスクリプションも使用せずに直接取引を行うことができます。
IOTA充電ステーションは完全に自律的に動作するため、エンドユーザとの通信や支払いを担当し、メーターの値がTangleに15分ごとに保存されることにより、信頼性が高く反駁できない管理が保証されます。
充電ステーションは次の機能を備えています。
- 「kWhベースの課金」
- 独自のIOTA課金アプリ
- 車の走行距離計に似た「kWh測定ストレージ」
関係者からのコメント
IOTAの共同設立者であるDominik Schiener氏は、ブログで次のように述べています。
「電気自動車の課金は、機械間の取引決済の基本プロトコルとしてのIOTAが当然の選択である多くのアプリケーションの1つです。初めてのIOTAベースのEV充電ステーションを作るのにEnexisのチームが行った作業はすばらしかったし、IOTAをモビリティ空間にもっと採用する道を開くだろう」
IOTA財団のAlisa Maas氏は次のように述べています。
「IOTAは、ElaadNLがIOTAスマート充電ステーションの開発を次のレベルに引き上げることに興奮しています。この解決策は、機械経済にとってのバックボーンになるIOTAの可能性を解明するものです。ElaadNLの最先端のイノベーションにより、シームレスな電子モビリティが大きな飛躍を遂げています。この成果を、モビリティ、エネルギー、スマートシティセクターの岐路にある成長するエコシステムと共有することを楽しみにしています。」
IOTAの価格も上昇
IOTAの価格は、発表日に12%の上昇を記録した後、同業者と並んで高値で取引されています。
IOTAは、IoT(モノのインターネット)に最適化されている送金手数料がかからないアルトコインとして知られています。
IOTAのタングル(Tangle)は、Internet of Things(IoT)環境用に特別に設計された革新的な分散型台帳技術(DLT)です。
これは、セキュアなデータ転送、無償のリアルタイムマイクロペイメントを含む、新規のMachine-to-Machine(M2M)のやりとりを容易にするオープンソースのプロトコルです。
アイオータ(IOTA/MIOTA)は仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)などで購入することができます。