IOTA財団をさらに強化する新メンバーとは?
中央ヨーロッパの富士通でトップを勤めているロルフ・ヴェルナー(Rolf Werner)博士が、ブロックチェーンの非営利団体IOTA財団の一員に加わったことが9日に公開されたIOTA財団幹部のブログで明らかになりました。
ブログに掲載された歓迎の言葉
公開されたブログでは、ヴェルナー博士の参加を歓迎する強い想いが述べられています。
「ヴェルナー氏の特出した情熱と意欲は 、IOTAプロジェクトにすばらしい価値をもたらすだろう」
「ヴェルナー博士は富士通テクノロジー・ソリューションズで取締役会長も務めている。IOTAは分散型台帳技術(DLT)分野で主導的役割を確固としたものにしていく」と強調した。
IOTA(アイオータ)とは?
IOTA(アイオータ)を説明するために、先に「IoT」について簡単に解説します。
「IoT」とは、「モノとインターネットを繋げる技術」です。
例えば近年、日本でも発売され話題になっている「Amazon Echo(アマゾン・エコー)」なども、話しかけるだけで音楽をかけたり、電気をつけたりできるIoT商品です。
IOTA(アイオータ)はこのような「モノとインターネットを繋げる仮想通貨」というような仮想通貨トークンです。
つまり、IOTAはその名前の通り「 IoT(アイオーティ)」を活発にするための仮想通貨トークンであり、システムです。
IOTAは、BINANCEなどで購入することができます。
>>Binance
人材採用で注目されるIOTA財団
IOTA財団は今年「モノのインターネット(Internet of Things/IoT)」に特化したIOTAの普及を推進する目的で発足しました。
IOTA財団の人材採用は以前にも世界から注目されており、1月には独フォルクスワーゲンの最高デジタル責任者(CDO)であるヨハン・ユングビルト氏を諮問委員会に迎えたことが話題となっていました。人材採用に関して大きく注目されたのは、今回が2回目となります。
将来性は計り知れない|ヴェルナー博士
IOTAの大きな特徴はTangle(タングル)と呼ばれるブロックレスの分散型台帳技術です。
ヴェルナー博士は今回の任命に関するコメントの中で、IOTAの価値観に同調していることを語っています。
「分散型台帳技術としてのIOTAタングルに基づいた安全な分散型アプリケーションの将来性は計り知れない」
「たとえば、サプライチェーンの改ざん防止監視や安全なID管理など、マシンツーマシン(M2M)決済をはるかに超える可能性がある」
(引用:blog.iota.org)
ブロックチェーン事業で注目を集める富士通
ベルギーのブロックチェーン・イノベーション・センター
富士通はブロックチェーン事業も活発であり、先月末にはベルギーにブロックチェーン・イノベーション・センターを開設したことが世界的に話題となりました。
この研究センターは、ベルギーにおけるスマートシティの実現に向けて、都市における社会的/経済的/環境などの課題を調査した上で、ブロックチェーン技術の活用による課題解決を顧客と共に進めていくことを目的としています。
ブロックチェーンイノベーションセンターの記事はこちら
台湾のFamilyMartと共に最先端をゆく
富士通はベルギーだけでなく、台湾でもブロックチェーン技術を含めた最先端技術を活用して「スマートなコンビニ」を実際にオープンさせています。
台湾のFamilyMartと日本と台湾の富士通が協力することで実現した「FamilyMart重慶店(台湾)」は未来的なサービスを提供しています。
実際の店内動画付きで紹介しています