カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発を担当している「IOHK」は2021年8月13日に、カルダノブロックチェーンにスマートコントラクトの機能を実装する大型アップグレード「Alonzo(アロンゾ)」のメインネット実装予定日などを明らかにしました。仮想通貨ADAの価格はここ数日間で大幅に上昇しており、記事執筆時点では230円を突破しています。
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メインネット実装は「2021年9月12日」を予定
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発を担当している「IOHK」は2021年8月13日に、カルダノブロックチェーンにスマートコントラクトの機能を実装する大型アップグレード「Alonzo(アロンゾ)」のメインネット実装予定日などを明らかにしました。
IOHKの発表によると、2021年9月1日には移行テストが実施され、2021年9月12日にはカルダノのメインネットにスマートコントラクトが実装される予定だと報告されています。
「Alonzo」アップグレードは、ハードフォークコンビネーター(HFC)イベントを介してカルダノにスマートコントラクトをもたらします。スマートコントラクト・DeFiなど、カルダノの新時代への道のりの詳細をご覧ください。
スマートコントラクトとは「ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組み」のことであり、イーサリアムなどといった次世代型ブロックチェーンに搭載されている重要な技術の1つとなっています。
Cardano(ADA)はすでに「ネットワークの完全分散化・迅速な送金速度・拡張性・活発な開発活動」などといった様々な強みを有していますが、スマートコントラクトが実装されればより多くのことが可能になり、近年世界的に注目されている「NFT(Non-Fungible Token)」や「分散型金融(DeFi)」などの分野でも技術活用が期待されるため、カルダノのエコシステムが大幅に拡大すると期待されています。
イーサリアムの創設メンバーの1人でもあるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏によって開発された「カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)」は、送金速度・拡張性・消費電力・取引承認システムなどといった様々な面でイーサリアムの問題点を解決できるように設計されているため、スマートコントラクト実装後の本格的な技術活用には注目が集まります。
「ADA価格は230円台、時価総額ランキングは3位」に
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は先月20日に112円付近まで下落したものの、その後は大幅な上昇が続いており、記事執筆時点では過去最高値目前となる「1ADA=234円」まで回復、時価総額ランキングでは「3位」を獲得しています。
今後は短期的な下落・調整にも警戒が必要であると考えられますが、今回の大型アップグレードは特に重要なものでもあるため、海外のアナリストからは『ADA価格は今後、数倍〜数十倍まで高騰する可能性がある』といった予想も多数語られており、価格面でも注目が集まっています。