米国の大手スーパーマーケットチェーン「Walmart(ウォルマート)」は2021年8月16日に、LinkedInに新たな求人募集を掲載し「デジタル通貨・仮想通貨のプロダクト責任者」を募集していることを明らかにしました。デジタル通貨・仮想通貨プロダクト責任者は『ウォルマートのデジタル通貨/仮想通貨のリーダーとして、デジタル通貨戦略と製品ロードマップの開発を担当する』と説明されています。
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デジタル通貨戦略と製品ロードマップの開発を担当
Walmart(ウォルマート)は2021年8月16日に、ビジネス特化型SNSである「LinkedIn」に新たな求人募集を掲載し「デジタル通貨・仮想通貨のプロダクト責任者」を募集していることを明らかにしました。
「デジタル通貨・仮想通貨プロダクト責任者」の仕事内容欄には『ウォルマートのデジタル通貨/仮想通貨のリーダーとして、デジタル通貨戦略と製品ロードマップの開発を担当する』と記載されており、『デジタル通貨/暗号通貨/ブロックチェーン関連技術の専門家として、製品と機能のロードマップのビジョンを推進する』との説明が行われています。
今回の求人募集では「具体的にどのようなプロダクトをリリースする予定であるか」については明かされていないものの、仕事内容欄の冒頭では『ウォルマートはお客様に幅広い支払いオプションを提供している』とも記載されているため、一部では「ウォルマートが仮想通貨決済に対応する可能性がある」と期待する声も出ています。
ウォルマートは世界最大の小売業者・eコマース企業の1社として、お客様に幅広い支払いオプションを提供しています。ウォルマートのデジタル通貨/仮想通貨プロダクトリードは、デジタル通貨戦略と製品ロードマップの開発を担当します。デジタル通貨/暗号通貨およびブロックチェーン関連技術の専門家として、製品と機能のロードマップのビジョンを推進してください。
また、デジタル通貨・仮想通貨プロダクト責任者の業務内容の1つとしては「仮想通貨関連の投資とパートナーシップを特定する」ということも挙げられているため、将来的には仮想通貨関連企業との提携が発表される可能性もあると期待されています。
なお、ウォルマートは「ブロックチェーン技術を活用した独自ステーブルコインの特許」や「ブロックチェーンを活用したドローン管理システムの特許」を申請している他、レタス・えび・医療品などのサプライチェーン管理にもブロックチェーン技術を活用しており、2019年には「物流・支払いの自動化」にもブロックチェーン技術を活用しています。
先月末には「Amazon(アマゾン)」も”デジタル通貨・ブロックチェーンのプロダクト責任者”の求人募集を掲載しており、その後は英大手メディアが『アマゾンは複数の仮想通貨決済に対応する準備を進めている』と報じたため仮想通貨業界で大きな注目を集めましたが、Amazonは一連の報道を受けて『当社がこの分野に関心を持っていることは事実だが、仮想通貨に関する具体的な計画についての憶測は事実ではない』と否定しています。