LINEスタンプなどの販売を行っている「Quan(クオン)」は2021年11月2日に、仮想通貨やブロックチェーン技術を活用したメタバース(仮想空間)を展開している「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」と提携して、The Sandboxの仮想空間上にキャラクターのテーマパーク『Quan LAND』を開設したことを発表しました。クオンは今後、同社キャラクターのオリジナルNFTの販売などを行っていくと報告しています。
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The Sandboxの仮想空間に「Quan LAND」を開設
Quan(クオン)は2021年11月2日に、仮想通貨やブロックチェーン技術を活用したメタバース(仮想空間)を展開している「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」と提携して、The Sandboxの仮想空間上にキャラクターのテーマパーク『Quan LAND』を開設したことを発表しました。
Quan(クオン)はLINE・Facebook・WhtasApp・WeChatなどと提携してスタンプの販売などを行っている東京都の企業であり、スタンプ累計ダウンロード数は50億件を超えています。同社は2018年にNFT領域で「CryptoCrystal」のプロジェクトなども立ち上げていましたが、今回はメタバース分野の代表的なプラットフォームである「The Sandbox」と提携したことが発表されています。
クオンは今回の提携を通じて、The Sandboxの仮想空間上に同社専用の土地である『Quan LAND』を開設しており、今後は「クオンが展開するキャラクターのオリジナルNFT販売、CryptoCrystalとの連携、同社クリエイターネットワークのNFTコンテンツ展示」などといった様々な展開を行っていくと報告されています。
Quan LANDでは今後「クオンのキャラクターNFTを用いたオリジナルの生活空間」や「キャラクターNFTが手に入るミニゲーム」などといった様々な体験を楽しむことができるようになるとのことで、将来的にはQuan LANDの隣接地に「CryptoCrystalのLAND(土地)」が登場することも予定されていると説明されています。
「NFTやLANDの先行販売」も予定
Quan(クオン)は今回の発表の中で「Quan LAND周辺のLANDを一般ユーザー向けに先行販売すること」や「クオンの人気キャラクターである”ビジネスフィッシュ・ベタックマ・うさぎゅーん!”4体のオリジナルNFTを先行販売すること」なども報告しています。
また、NFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」でオークションも開催されるとのことで『これまでスタンプでは見ることができなかった、キャラクターの生活の一部をボクセルアートで再現した限定NFTアセットを、各キャラクターにつき2体限定で販売する』と説明されています。
「株式会社クオン」の代表取締役である水野和寛氏と、「The Sandbox」のプロジェクト責任者であるSebastien Borget氏は、今回の提携について次のようにコメントしています。
【株式会社クオン:水野和寛氏】
ブロックチェーン技術を活用したメタバースのトップランナーである『The Sandbox』とのコラボレーションにとてもワクワクしています。世界中にいるクオンのスタンプ発のキャラクターのファンの方々がNFTに興味を持つきっかけになり、日本のキャラクターがメタバースに展開するきかっけにもなってほしいと思います。「Quan LAND」の隣に、クオンがキャラクターデザインを担当したNFTのヒットプロジェクト(1200万ETHの流通)「CryptoCrystal LAND」(現在開発中)もあるので、この周りに様々なキャラクターのプロジェクトが集まってきたら楽しそうですね。
【The Sandbox:Sebastien Borget氏】
今回クオン社とのコラボレーションにより、これまでスタンプで50億回ものダウンロードを達成し、大成功を収めているかわいいキャラクターたちが『The Sandbox』に登場することにワクワクし、待ちきれません。日本の繊細なキャラクターの表現能力は世界でも誰もがマネができないほどレベルが高く、日本のアニメやデザインに憧れてきた自分としては、このようなパートナーと取り組みができることを嬉しく思います。『The Sandbox』はユーザー自身が作り上げていく空間です。今後も『The Sandbox』ユーザーがLAND上の生活を快適に過ごせるよう、プラットフォームの更新やツールの改良を行っていきます。