BINANCE:暗号資産Visaカード発行する「Swipe」の発行済み株式を取得
暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2021年12月30日に、同社が株式の過半数を取得していた仮想通貨Visaカード発行プラットフォーム「Swipe(スワイプ)」の残りの発行済み株式を取得することになったと発表しました。
こちらから読む:MicroStrategy、再びビットコインを追加購入「暗号資産」関連ニュース
Swipeの残りの発行済み株式を取得
BINANCE(バイナンス)は2021年12月30日に、同社が株式の過半数を取得していた仮想通貨Visaカード発行プラットフォーム「Swipe(スワイプ)」の残りの発行済み株式を取得することになったと発表しました。
Swipe(スワイプ)は「暗号資産を売買・取引・使用することができる複数銘柄対応のデジタルウォレット」や「世界7,000万箇所以上での仮想通貨決済を可能にする仮想通貨対応Visaカード」などの事業を手がけているプロジェクトであり、Visaネットワークの主要メンバーである「Contis Financial」のサポートを受けて仮想通貨対応Visaデビットカードも展開しています。
バイナンスは2020年7月に「Swipeの株式の過半数を取得して、Swipeの買収を完了した」ということを報告していましたが、今回の発表では残されていたSwipeの発行済み株式もBINANCEが取得することになったということが報告されています。
BINANCEの公式発表によると、Swipeは現在「BINANCEのカードプログラムマネージャー及びテクノロジープラットフォーム」として機能しているとのことで、Swipeは戦略的パートナーと連携して許可された地域や市場でカードを発行しているとも説明されています。
なお、今回の発表では『Swipeの残りの発行済み株式の購入が完了した後は、SwipeのCEOであるJoselito Lizarondo(ホセリート・リザロンド)氏が退任することなる』とも報告されています。
BINANCEは2021年に世界中の様々な規制当局から『BINANCE Groupは暗号資産関連サービスを提供するための許可を得ていない』といった内容の警告を受けていましたが、今月27日にはバーレーン王国とカナダで仮想通貨関連サービスを提供するためのライセンスを取得したことが報告されています。