NFTを用いた会員制のプライベートダイニング「フライフィッシュクラブ(Flyfish Club/FFC)」が2023年初頭にオープンする予定であることが明らかになりました。このレストランの計画はアメリカ・ニューヨークを拠点とするホスピタリティ企業である「VCR Group」によって発表されており、会員証として機能する「Flyfish Membership NFT」が販売されたことも報告されています。
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「NFT会員限定のプライベートダイニング」展開へ
NFTを用いた会員制のプライベートダイニング「フライフィッシュクラブ(Flyfish Club/FFC)」が2023年初頭にオープンする予定であることが明らかになりました。このレストランの計画はアメリカ・ニューヨークを拠点とするホスピタリティ企業である「VCR Group」によって発表されており、会員証として機能する「Flyfish Membership NFT」が販売されたことも報告されています。
フライフィッシュクラブ(Flyfish Club/FFC)を利用するためには「Flyfish Membership NFT」を保有している必要があるとのことで、この会員証NFTには『Flyfish Club Member』と『Flyfish Club Omakase』という2種類が存在すると報告されています。
『Flyfish Club Member』は通常会員として機能する会員証NFTとなっており、このNFTを購入したメンバーは2人用テーブルから8人用テーブルまで好きなサイズのテーブルを選んで予約することができるようになり、カクテルラウンジ・レストラン・アウトドアスペース・プライベートイベントなどを先着順で利用することもできると説明されています。
『Flyfish Club Omakase』はよりハイレベルなサービスを受けることができる会員証NFTとなっており、通常会員が受けられるサービス内容に加えて、14席の「おまかせルーム」も利用することができるようになると説明されています。
NFT価格は数十万円から「数百万円」まで上昇
Flyfish Clubの会員証NFTは、2021年12月15日のプレセールで350個、2022年1月7日の販売で1,151個販売されたとのことで、1,151個のNFTは販売から数時間で完売、『Flyfish Club Member』は最初に2.5ETH(約90万円)で販売、『Flyfish Club Omakase』は最初に4.25ETH(約155万円)で販売されたと報告されています(ブランド構築のためのリザーブトークン1,534個もあり)。
先行販売後は主流のNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」で一般向けに販売されているものの、記事執筆時点では『Flyfish Club Member』の最低価格が約3.5ETH(約133万円)、『Flyfish Club Omakase』の最低価格が約8ETH(約304万円)まで上昇しています。
なお、このNFTはあくまでも会員証として機能するものであるため、実際に店舗でサービスを受ける際には飲食代を支払う必要があるものの、年会費などは必要なく、NFT保有者は購入したNFTを転売したり、月単位でリースしたりすることもできるとされています。また、NFT購入時には暗号資産で支払いを行う必要があるものの、店舗での飲食代は米ドルで支払うことが可能だと報告されています。
Flyfish ClubはNFT会員証を採用した理由について『NFTを活用することによって会員コミュニティを作り、特別な体験を提供することができる』と述べており、『NFTは新しい現代的な財務モデルを生み出し、今後何年にもわたって持続可能な商品を提供することを可能にする』と説明しています。
なお「Flyfish Club」は、VCRグループが展開するニューヨークにある日本食レストラン「Ito」に続く2つ目のコンセプトレストランとなっており、Flyfish Clubの店舗は2023年初頭にオープンする予定だと報告されています。
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