Ripple(リップル)社のCEOあるBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏は2022年1月26日に『Ripple社が2019年12月に実施したシリーズCの資金調達ラウンドで発行した株式を、150億ドル(約1兆7,100億円)の評価額で買い戻したこと』を発表しました。
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評価額は2年間で100億ドルから「150億ドル」に
Ripple(リップル)社のCEOあるBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏は2022年1月26日に『Ripple社が2019年12月に実施したシリーズCの資金調達ラウンドで発行した株式を、150億ドル(約1兆7,100億円)の評価額で買い戻したこと』を発表しました。
リップル社が2019年12月に実施したシリーズC資金調達ラウンドは世界的投資企業である「Tetragon」が主導したものであり、ベンチャーキャピタルである「Route 66 Ventures」や日本の「SBIホールディング」などが参加、100億ドル(1.1兆円)の評価額で2億ドル(約220億円)の資金調達に成功したことが報告されていました。
2019年当時の評価額は100億ドルとなっていたものの、今回の発表では『150億ドルの評価額で買い戻した』とされているため、Ripple社の評価額はこの2年間で50%増加したことになります。
ガーリングハウスCEOは今回の発表の中で『2021年は米国証券取引委員会(SEC)との訴訟問題などの逆風があったが過去最高の年だった』と述べており、『Ripple社の財務状況は今回の買い戻し完了後でも10億ドル(1,140億円)以上の銀行残高があるなどこれまでで最も強固である』とも報告しています。
また、Ripple社の投資部門である「RippleX」に関しては『XRP Ledgerに様々な機能を追加するために全力で取り組んでいる』と説明した上で、NFT・中央銀行デジタル通貨(CBDC)・相互運用性ブリッジ・サイドチェーンなど世界中の開発者やパートナーと協力していると報告されています。
Ripple社が当社のシリーズC(2019年12月)の株式を150億ドルの評価額で買い戻したことを発表できることを嬉しく思います!2022年の私たちに「スローダウン」の文字はありません。2021年の逆風にもかかわらずこの年は私たちにとって過去最高の年であり、Ripple社の財務状況(銀行残高10億ドル)はこれまでで最も強固です。
RippleNetはクロスボーダー決済以上のものであり、流動性などといった暗号資産のネイティブサービスを企業にもたらすものです。現在このネットワークは100億ドルを超える取引を処理しています。毎年継続的にアップグレードを行い、新機能の開発に注力しているチームに大きな賞賛を贈ります。
XRP Ledgerに様々な機能を追加するために全力で取り組んでいるRippleXは、NFT・CBDC・相互運用性ブリッジ・サイドチェーンなど世界中の開発者やパートナーと手を取り合っています。結局のところマルチチェーンの世界なのです?
Ripple社は2020年12月頃から「暗号資産XRPの有価証券性」に関する米SECとの訴訟問題が続いているものの、昨年はブータン王国やパラオなどで中央銀行デジタル通貨(CBDC)の試験運用に向けた取り組みが進められていることなども報告されています。
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