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チリーズ:CHILIZ CHAIN 2.0のテストネット「Scoville」ローンチ


チリーズ(Chiliz/CHZ)は2022年3月31日に、スポーツ&エンターテイメント業界向けの新しいレイヤー1ブロックチェーンである『CHILIZ CHAIN 2.0』のテストネット『Scoville』がローンチされたことを発表しました。

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新ブロックチェーンのテストネット「Scoville」公開

チリーズ(Chiliz/CHZ)は2022年3月31日に、スポーツ&エンターテイメント業界向けの新しいレイヤー1ブロックチェーンである『CHILIZ CHAIN 2.0』のテストネット『Scoville』がローンチされたことを発表しました。

この新ブロックチェーンは「アンカー(Ankr/ANKR)」との協力などによって開発が進められているChilizの新しいブロックチェーンとなっており、以前の発表では『スポーツ&エンタメ業界のために作られた、バイナンススマートチェーン(BSC)の進化版チェーン』と説明、「トランザクション型トークンから”ネットワーク提供型トークン”へと移行すること」や「Chiliz初のステーキング機能実装」などが予定されていると報告されていました。

『CHILIZ CHAIN 2.0』がローンチされることによって、以下のような様々なサービスの提供が可能になるとのことで、これによって世界中のスポーツ&エンタメブランドはWeb3.0(分散型ウェブ)が持つ巨大なポテンシャルにアクセスすることが可能になると説明されています。

【CHILIZ CHAIN 2.0で可能になること】

新たなChilizエコシステムの基盤に

Chilizが展開する独自の仮想通貨「CHZ」は、これまで同社が運営するファン投票&報酬アプリ「Socios.com」のアプリ内通貨として使用されていましたが、CHILIZ CHAIN 2.0のローンチによって、今後は新しいChilizエコシステムのネットワークを支える基盤通貨として利用されることになると報告されています。

EVM互換・ガス代削減

分散型インフラのリーダー的存在として知られる「アンカー(Ankr/ANKR)」と共同開発された『CHILIZ CHAIN 2.0』は、イーサリアム仮想マシン(EVM)との互換性を持っているだけでなく、ETHと比較して1/200程度までガス代(手数料)を下げることが可能になり、トランザクションも非常に速く、開発者はよりスピーディで効率的なスマートコントラクトを活用することが可能になると説明されています。

PoSA採用でステーキングも可能

さらに「PoSA(Proof-of-Stake Authority)」と呼ばれる取引承認モデルを採用することによって、ビットコインなどで採用されている「PoW(Proof-of-Work)」と比較してエネルギー効率が2,000倍程度向上しているとのことで、CHZ保有者はステーキングに参加してCHZ報酬を得ることもできるようになるとされています。

Chilizは今回の発表の中で『CHILIZ CHAIN 2.0は、Socios.comのパートナーが増えれば増えるほど、多くの企業やスタートアップによってWeb3製品が開発されればされるほど太い成長が期待される』と述べており、「Chiliz/Socios.com」のCEOであるAlexandre Dreyfus氏は次のようにコメントしています。

【Chiliz/Socios.com:Alexandre Dreyfus氏】
130を超えるパートナーチーム、そして世界最大級の取引所パートナーのおかげて、CC2はすでに主要なレイヤー1ブロックチェーンとしての地位を確立したと言えるでしょう。

CC2は、Socios.comのパートナーが増えれば増えるほど、そして多くの企業やスタートアップによってWeb3製品が開発されればされるほど太い成長が期待される、安全でネットワーク効果に支えられた開発コミュニティです。なにより、これら全てが$CHZによって駆動します。

2019年にSocios.comをローンチして以来、私たちにとって最も重要な一歩となることは間違いありません。CC2のローンチにより、$CHZはメインストリームでオープン、そして多角的な新世代ブロックチェーンを支えるネットワークエネーブラーとして幅広く活用されていくでしょう。

なお「CHILIZ CHAIN 2.0」のメインネット公開についての詳細は後日改めて発表されるとのことで、CHILIZ CHAIN 2.0での開発を促進するためのアクセラレータープログラム「Chiliz Labs」を発足して、CHZへのアクセス・技術ガイダンス・製品サポートを提供していくことも予定しているとも報告されています。

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