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メタバース3Dアバターの「Ready Player Me」a16z主導で約76億円の資金調達


メタバース用のアバタープラットフォームプロジェクトである「Ready Player Me(レディ・プレイヤー・ミー)」は2022年8月23日に、米VC大手「アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)」が主導したシリーズBラウンドで5,600万ドル(約76億円)の資金を調達したことを発表しました。

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複数の投資家から「約76億円」の資金調達

Ready Player Me(レディ・プレイヤー・ミー)は2022年8月23日に、米VC大手「アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)」が主導したシリーズBラウンドで5,600万ドル(約76億円)の資金を調達したことを発表しました。

Ready Player Meはユーザーの写真から3Dアバターを制作できるメタバース向けのクロスゲーム・アバター・プラットフォームであり、「Bloktopia、Spacial、Somnium Space、TCL、Hiberworld、PIXELYNX」などといった複数の暗号資産・メタバースブランドとも提携しています。

今回の資金調達を主導したのはa16zの暗号資産&ゲームファンドで、参加した投資家の中には「Twitch」の共同創業者であるJustin Kan(ジャスティン・カン)氏、「Robloxの共同創業者であるDavid Baszucki(デビッド・バズーキ)氏など以下のような投資家が含まれていると報告されています。

チームを拡大して「サービス・機能の拡張」目指す

Ready Player Meは『今回の資金調達によって、チームの規模を現在の51名からさらに拡大し、今後の予測不可能な市場に対して財務的な安定性を確保することができる』と述べており、具体的には以下のようなことに取り組んでいくと説明されています。

壁のないオープンで繋がりのあるメタバースを

Ready Player Meは公式発表の中で『メタバースは単一のアプリではなく様々な人々が交流する仮想世界のネットワークだが、現在のメタバースのほとんどは”閉鎖的で繋がりのない壁に覆われた庭園”になっている』と指摘しており、『私たちは多くの開発者やクリエイターによって構築され、1つの企業によってコントロールされない、オープンでコネクテッドなメタバースの未来を信じている』と語っています。

同社は『オープンなメタバースを実現するためには、仮想世界同士を接続して相互運用できるようなクロスワールドのサービスと標準を構築する必要がある』と述べており、『1つのゲームでしか使えないスキンを買うのと、3,000のゲームで使えるスキンを買うの、どちらがいいだろうか?』『Ready Player Meは壁を取り払ってより繋がりのある仮想世界を構築するための、メタバースにおけるアバターの相互運用性レイヤーだ』と説明しています。

Ready Player Meは「欧州地域開発基金(ERDF)」からも支援を受けており、2021年12月にはシリーズAで1,300万ドル(約18億円)の資金を調達、これまでには「Tencent、Huawei、HTC、Wargaming、Verizon、VRChat、Spatial、Hiber、Pixelynx、Adidas、RTFKT、Dior、Tommy Hilfiger」などといった様々な有名企業・ブランドとも提携・協業しています。

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