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FTX Japan「顧客資産の管理状況」について詳細報告|各暗号資産の余剰資金も開示


暗号資産取引所「FTX Japan」は2022年11月14日に、顧客資産の管理状況の詳細を発表しました。同社はユーザーから預かっている暗号資産を同社のコールドウォレットで保管しているとのことで、法定通貨は日本の信託口座で分別管理を行なっていると説明されています。

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分別管理を行い、余剰資金も確保

FTX Japanは2022年11月14日に、顧客資産の管理状況の詳細を発表しました。同社はユーザーから預かっている資産の保管・状況について、金融庁や日本政府が定める厳格なルールに基づいて分別管理していることを説明しています。

具体的には、暗号資産は同社のコールドウォレットで、法定通貨は日本の信託口座で分別管理を行なっているとされています。コールドウォレットとは、インターネットから完全に切り離された状態で管理されるウォレットのことであり、不正アクセスなどにより資金盗難の可能性が低く、安全性の高い暗号資産保管方法として知られています。

今回の発表では、2022年11月11日時点における暗号資産・法定通貨の管理状況について以下のように報告されており、暗号資産・法定通貨の両方で余剰資金まで確保されていることが示されています。

◆暗号資産の管理状況について(2022年11月11日現在)

FTX Japan:2022年11月11日における暗号資産の管理状況(画像:FTX Japan)

◆法定通貨の管理状況について(2022年11月11日現在)

FTX Japan:2022年11月11日における法定通貨の管理状況(画像:FTX Japan)

なお「FTX Japanの資産状況」については、2022年9月末時点における同社の純資産額が約100億円であったのに対して、2022年11月10日時点における同社の現預金は約196億円とされています。

また、日本円の出金などについては『システムの復旧状況等に応じて随時ご案内するように致します』と説明されています。

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