カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーンを基盤としたアルゴリズム型ステーブルコインである「Djed」が2023年1月にメインネットでリリースされることが明らかになりました。Djedはリザーブコイン「Shen」を用いたステーブルコインで、ローンチ時には40種類のアプリケーションに統合される予定とも報告されています。
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ステーブルコイン「Djed」2023年1月にリリース
カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーンを基盤としたアルゴリズム型ステーブルコインである「Djed」は2022年11月22日に、DjedがCardanoメインネット上で2023年1月にリリースされることを発表しました。
Djedは、ADA決済ソリューションなどを手がけていることでも知られるDAGベースのレイヤー1プロトコル「COTI(コティ)」がカルダノ開発企業である「Input Output」と協力して開発を進めているアルゴリズム型ステーブルコインであり、今年5月にはパブリックテストネット版がリリースされたことも発表されていました。
このステーブルコインは、準備金として十分な数の仮想通貨で担保される「米ドル価格に連動する暗号資産担保型のアルゴリズム型ステーブルコイン」となっており、スマートコントラクトを使用して価格を安定させる仕組みが採用されています。
リザーブコイン「Shen」による過剰担保で安定性を確保
報告によると、Djedは監査の後に一連の厳格なストレステストを経た上で2023年1月にCardanoメインネット上で稼働する予定で、ユーザーは「1ドル相当のADA」を「1Djed」と交換することが可能、リザーブコインとしては「$SHEN」を使用し、このSHENで十分な担保を確保することによって、価格安定を維持できる安全な仕組みが構築されていると説明されています。
ADA価格が変動する可能性があるため、Djed保有者に返還するのに十分な数量のADAがコントラクト上に存在しなくなる可能性があります。そこで登場するのが「Shen」です。ShenはDjedのリザーブコインです。エコシステムにおけるShenの役割は、価格の安定性を確保することです。具体的には担保率とステーブルコインのペグを保証することです。
ShenをミントすることによってShen保有者はDjedユーザーに安定性を提供します。リザーブ率が400%未満の間はShenをADAに交換することができません。なぜなら、ステーブルコイン利用者が「自分のステーブルコインを相当額のADAにリザーブから優先的に交換できる権利」を有しているからです。
スマートコントラクトでは、リスクやリターンが大きくなりすぎないようにリザーブ率が800%に到達するとShenが購入が許可されなくなります。ユーザーはShenを取引することによって、十分なペグ比率を維持するための適切な流動性を提供し、ステーブルコインのメカニズムに貢献することができます。リザーブコインを持つことはステーブルコインの成功にとって非常に重要です。
リザーブコインを利用すると手数料が課され、トランザクションプールに入れられます。Shen保有者はステーブルコインのペグ比率維持に貢献したインセンティブとして、このトランザクションプールから分配を受けます。
引用:Djed FAQ
Djedはローンチ時点で「40のアプリ」に統合予定
複数の報告によると、Djedはローンチ時点で分散型取引所(DEX)などを含むCardanoエコシステム上に存在する40種類のアプリケーションに統合される予定であるとも報告されています。
Djedローンチ時には、サービス提供者や他の関係者がDjed決済を受け入れる際に利用できるサービスである「Djed Pay」も提供される予定とも報じられているため、正式ローンチ後はDjedを採用するサービスがさらに増える可能性があると予想されます。
Djedの詳細やその仕組みなどについては、以下の公式サイトで詳しく説明されています。
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