BitMEX元CEOが語る「BTCと人工知能」
暗号資産取引所「BitMEX」の共同創業者であるアーサー・ヘイズ氏は、2023年7月7日に公開したブログ記事の中で「ビットコインは人工知能(AI)の通貨として使用されるようになり、それによってBTC価格は76万ドル(約1億円)まで上昇する可能性がある」との考えを示しました。
ビットコインが「AI通貨」になる理由
アーサー・ヘイズ氏は、詩を書いてくれる「PoetAI」と呼ばれるAIが存在すると過程した上で、ビットコインがAIの通貨として適していることを説明しており、そのようなサービスを提供するAIでは「サービス提供・データ取得・電気代の支払い」などといった様々な場面で支払いの必要性が出てくると説明しています。
このような各種支払いで法定通貨やデジタル通貨を使用することもできますが、AIは基本的に24時間365日稼働しているため、休日がある銀行は利用することができず、大手企業が運営する決済サービスも検閲などの問題があるため、AI通貨に適しているとは言えないことが指摘されています。
このように説明する同氏は、検閲耐性があり、総発行枚数などのルールが明確で、エネルギーと直結した価値があり、誰もがいつでも自由に利用できる「ビットコイン」がAIに選ばれる可能性があると述べています。
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AI採用で「2方面のマニア」が集結する?
ビットコイン(BTC)はAIの通貨になる可能性があると語るアーサー・ヘイズ氏は、一連の説明に続ける形で「AIがビットコインを採用した場合にBTC価格にもたらされる影響」についても自身の考えを語っています。
アーサー・ヘイズ氏は「今後も大量の法定通貨が新規発行される」との前提に基づいて、そのようなお金は今後10年ほどで発展が期待される「AI・ロボット関連の分野」に投じられるだろうと述べています。
さらに同氏は、ビットコインがAIに利用される場合には「法定通貨の金融システムのインフレから逃れたいマニア」と「人間とコンピュータが融合した未来に参加したいマニア」が1つに重なる可能性があるとも述べており、『そうなった場合にはBTC価格が愚かなレベルにまで上昇することになるだろう』と語っています。
BTC価格高騰のピークは2025年〜2026年
具体的なビットコイン価格上昇の時期については『常軌を逸した成長のピークは2025年〜2026年にかけて起こると考えている』とコメントされています。
また、価格予想に関して「1BTCあたりの価格が最大76万ドル(約1億円)になる可能性がある」という予想も示されており、記事の最後では以下のようなコメントが語られています。
覚えておいてください。私の仮定が将来実現する可能性があると市場が信じた場合、市場参加者はビットコインネットワークの成長を過大評価する可能性があります。市場の反応が「絶対にあり得ない」から「あり得るかもしれない」へと変化するときに最も利益が生まれます。
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