LINE(ライン)を運営するLINE株式会社が、仮想通貨関連の商標「wizcoin」を5月17日に出願していたことが明らかになりました。
出願された内容には『前払い式電子仮想通貨の発行、仮想通貨の売買又は他の仮想通貨との交換又は仮想通貨の管理』と記されているため、仮想通貨事業に関連する商標であると考えられています。
商標名が『wizcoin』であることも踏まえて考えると、LINE独自の仮想通貨である可能性もあると言えるでしょう。
「wizcoin」が実際に今後どのように活用されていくかについては明らかになっていませんが、LINEはこれまでにもブロックチェーンや仮想通貨関連の事業への取り組みを複数発表してきました。
今年の1月には、金融事業を手掛ける新会社「LINE Financial」を設立したことを発表しており、メッセージアプリ「LINE」を通じ、仮想通貨取引、ローン、保険などのサービスを提供する準備を進めていることを明かしていました。
LINE Financialが発表された際には、金融事業領域をさらに強化し、キャッシュレス・ウォレットレス社会を見据え、フィンテックの世界をリードする存在を目指すとも発表しています。
この他にもLINEの子会社であるLINE Plus(ラインプラス)は、仮想通貨ICXを開発しているICON(アイコン)との合弁会社である「unchain(アンチェーン)」も設立しています。
unchainはトークンエコノミープラットフォームの創設を目指し、アイコンのブロックチェーンのエコシステムを拡張してLINE向けに独自の分散型アプリケーション(DApps)を提供することを目指しています。
このような数々の取り組みも行なってきていることから新たに発表される「wizcoin」にも大きな期待が寄せられています。
「wizcoin」の詳細については今後もBITTIMESで追って報告していきます。