チャンネル所有者に「広告収益の50%」を分配
ロシア発の無料メッセージアプリTelegram(テレグラム)のCEOであるPavel Durov氏は2024年2月28日に、仮想通貨トンコイン(TON)を用いた広告収益分配機能「Telegram Ad Platform」を100カ国で導入することを発表しました。
「Telegram Ad Platform」は2024年3月から全ての広告主向けに公開されるとのことで、これによってテレグラムのチャンネル所有者はトンコイン(TON)で報酬を受け取ることができるようになると伝えられています。
対象地域のチャンネル所有者はチャンネル内に広告を表示することによって「Telegramが得た収益の50%」を受け取ることが可能で、『FragmentにおけるTelegramユーザー名と同じようなアプローチで広告を販売し、トンコインでチャンネル所有者に収益を分配する』と説明されています。
?来月、Telegramのチャンネル所有者は、自分の仕事から金銭的報酬を受け取り始めることができるようになります。
Telegramのブロードキャストチャンネルは毎月1兆回の視聴を生み出します。現在、プライバシーを考慮して設計されたプロモーションツールである「Telegram Ads」で収益化されているのはこれらの視聴のうちの10%のみです。
3月には「Telegram Ad Platform」が新たに100か国すべての広告主向けに正式オープンします。これらの国のチャンネル所有者は、チャンネル内に広告を表示することでTelegramが得た収益の50%を受け取り始めることができるようになります。
広告の支払いと出金を迅速かつ安全に行うために、当社はTONブロックチェーンを独占的に使用します。FragmentにおけるTelegramユーザー名と同じようなアプローチで広告を販売し、トンコインでチャンネル所有者に収益を分配します。これにより、コンテンツ作成者がトンコインを現金化するか、チャンネルのプロモーションやアップグレードに再投資できるという好循環が生まれます。
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TON価格は一時的に「37%」急騰
トンコイン(TON)の価格は今回の発表を受けて37%ほど急騰しており、2.15ドル(約323円)だった価格は一時的に2.95ドル(約443円)まで上昇しています。
なお、トンコイン(TON)は日本の暗号資産取引所である「ビットポイント」にも上場しています。