保守派・革新派による「ビットコイン分裂」を予測:Bitcoin.org運営者Cobra氏
安定性・安全性を維持するか、改善のために変更するか
ビットコイン(BTC)のウェブサイト「Bitcoin.org」の運営者であるCobra氏は2024年4月4日に『ビットコインの次の大きな分裂は保守派と革新派の間で起こるだろう』との考えを語りました。
Cobra氏が語る保守派は「ビットコインの現状維持を望む人々」のことであり、革新派は「ビットコインの機能改善のために変革を行いたい人々」のことを指しています。
同氏は今回の投稿でどちらの意見を支持するかは語っていないものの、『安定性・安全性を維持してリスクを抑えるか、改善のために変更を加え続けるか』という2つの道を示しています。
The next great divide in the Bitcoin community is going to be between ossificationists and improvers.
— Cøbra (@CobraBitcoin) April 3, 2024
Do we keep Bitcoin stable and secure, and take no risks with further soft forks, or do we continue to tinker and make changes to keep improving Bitcoin?
ビットコインコミュニティの次の大きな分裂は、保守派と革新派の間で起こるだろう。
ビットコインの安定性・安全性を維持してさらなるソフトフォークでリスクを取らないようにするか、ビットコインを改善し続けるために手を加えて変更を加え続けるか。
ビットコインの将来に向けた議論
今回の投稿に対しては「間をとってコアネットワークを維持し続けながら、その周りに実験的なシステムを構築できないだろうか?」との意見も投稿されましたが、Cobra氏はそのような方法は長期的にはうまくいかない可能性があるとの考えを示しています。
同氏はこれについて『実験的なコンポーネントが失敗すればシステム全体が弱体化する』と述べており、『確かに一部のプロトコルにはクセのある部分があるかもしれないが、お金に関してはそうではない』と説明しています。
また、コブラ氏は一連の投稿の中「現状維持にもリスクは伴う」ということも語っており、『たとえば暗号化の弱点が見つかった場合には修正が必要になる』と説明しています。
コブラ氏は今回の投稿の中で様々なコメントに返信しており、『ビットコインコアは影響力が大きすぎるため、複数のプロジェクトに分割する必要がある』とも語っています。
ビットコインコアは影響力が大きすぎるため、複数のプロジェクトに分割する必要がある。
クレイグ・ライト氏の訴訟以来、ビットコインコアはは舞台裏で活動するようになり、物事は監視の外で、誰も理解できない方法で決定され、合意されているようだ。
こちらの記事もあわせてどうぞ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
関連のある仮想通貨ニュース
リップル:流動性確保に役立つソリューション「Ripple Liquidity Hub」提供開始
仮想通貨全体で「10〜30%価格急落」ビットコイン、今後注目のサポートラインは?
BINANCE「英国の新たな広告規制」に対応|一部サービスで利用制限
暗号資産運用大手:大口ファンドの「BTC・ETH比重」増加|XRPはマイナス調整
JBA「暗号資産・Web3領域の税制改正」に関するアンケート調査実施|7月29日まで
NASDAQにマイニング機器製造大手「Ebang」が上場|暗号資産取引所の設立も計画
注目度の高い仮想通貨ニュース
仮想通貨ニュース | 新着記事一覧