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エルサルバドル「ビットコイン保有量を開示する専用サイト」公開

エルサルバドルのBTC保有量を確認できる専用サイト

ビットコイン(BTC)を法定通貨として採用していることでも知られるエルサルバドルは2024年5月13日に、エルサルバドル政府が保有するビットコイン数量をリアルタイムで確認できる専用サイトを公開した。

エルサルバドルは2021年にビットコインを自国の法定通貨の1つとして採用して以降、継続的にビットコインを購入し続けており、現在は「毎日1ビットコインを購入する取り組み」も続けられている。

今回公開されたウェブサイトはエルサルバドル政府のBTC保有量などをリアルタイムで確認できる専用サイトで、エルサルバドルの仮想通貨関連プロジェクトを管理する機関であるThe National Bitcoin Office(ONBTC)からも以下のように報告されている。

エルサルバドルには現在、誰でもビットコイン国庫の保有状況を確認できる独自のmempoolスペースがあります。

詳細は次の投稿をご覧ください。

エルサルバドルのビットコイン国庫情報はこちら:
https://bitcoin.gob.sv

保有量の変化・BTC関連情報なども掲載

公開されたウェブサイトでは「エルサルバドル政府のビットコイン保有量」に加えて「過去7日間・過去30日間の保有量の変化」も確認することができる。

また、トランザクション履歴・トランザクション手数料・現在のブロック高・ハッシュレート・採掘難易度などといった各種情報も確認できるようになっている。

2024年5月14日時点のデータによると、エルサルバドル政府は現在5,749.76 BTCを保有しているとのことで、過去7日間では8.00 BTC、過去30日間では31.01 BTC保有量を増やしたと報告されている。

(画像:bitcoin.gob.sv)

少額の取引履歴なども詳しく記載

残高履歴の詳細を確認すると、エルサルバドル政府が現在も毎日1ビットコイン購入戦略を継続していることがわかるが、その他にも少額のビットコインが同アドレスに送金されていることも記録されている。

エルサルバドル政府はビットコインを管理するウォレットアドレスも公開しているため、一般のビットコイン保有者などからBTCが送金されている可能性もあると考えられる。

エルサルバドル政府のビットコイン保有量を確認できるサイトとしては「Nayib Tracker」が有名だったものの、このサイトは正確な保有量を記録したものではなく、過去には「実際の保有量とズレがあること」も確認されていた。

今回公開されたウェブサイトは、ビットコインのオンチェーンデータを使用してエルサルバドルのBTC保有量を可視化したウェブサイトとなっているため、エルサルバドル政府が保有するビットコイン数量を正確に把握したい場合には、このサイトのデータを確認すると良いだろう。

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