仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンのデータ追跡プラットフォームを提供しているArkham Intelligenceが、仮想通貨デリバティブ取引所のローンチを計画していることがBloombergの報道で明らかになりました。
Arkham Intelligence(アーカム・インテリジェンス)は、企業名や組織などの仮想通貨保有量などを簡単に確認・追跡できるプラットフォームを提供しているブロックチェーン分析企業であり、独自の仮想通貨「ARKM」も発行されています。
今回のニュースはBloombergが”事情に詳しい匿名希望の関係者の話”として報じたもので、具体的には2024年11月に仮想通貨デリバティブ取引所を立ち上げる計画だと報告されています。
このデリバティブ取引所は個人投資家向けに提供されるものの、米国居住者は同サービスを利用することができないとのことです。
また、アーカムは現在ロンドンとニューヨークからドミニカ共和国に移転するための手続きを行なっているとのことで、ドミニカ共和国の自由貿易地域ライセンスを使用してプラットフォームを運営する予定だと伝えられています。ドミニカ共和国の自由貿易地域は免税などといった財政上の恩恵を提供しています。
今回の件について、アーカムの広報担当者はBloombergへのコメントを控えたと報告されていますが、報道では2024年11月にデリバティブ取引所を立ち上げる予定だと伝えられているため、近日中にはアーカム側から公式発表が行われる可能性もあると予想されます。
今回のニュースは仮想通貨ARKMの価格にも影響を与えているようで、記事執筆時点では過去24時間で20%以上の価格上昇率を記録しています。
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Souce:Bloomberg報道
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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