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ステーブルコインの時価総額が過去最高記録|取引量も77%急増

ステーブルコインの時価総額が急成長

デジタル資産関連のデータを調査するCCDataが、2024年11月27日に発表したレポートによると、ステーブルコインの時価総額が過去最高に達しました。

レポートではステーブルコイン関連のデータが調査されており、おおむね全ての要素でステーブルコインの成長が確認されました。特にステーブルコインの時価総額は11月に約1,900億ドル(約28.7兆円)に達し、2022年4月に記録された約1,880億ドル(約28.4兆円)を上回り、過去最高を記録しています。


ステーブルコインおよびCBDCのレポートが公開されました。11月に、ステーブルコインの時価総額は9.94%増加し、1,900億ドルを記録しています。この分野における過去最高の数字を記録しました。

11月の時価総額は10月から9.94%増加し、こちらも2021年11月以来過去最高の上げ幅となりました。時価総額の増加傾向は14カ月続いています。

ステーブルコイン別のデータでは、USDTが1,330億ドル(約20兆円)で約70%のシェアを占めています。USDC・USDeなども顕著な伸びが見られました。

ステーブルコイン市場全体が成長する一方で、FDUSD・USDSなど一部のステーブルコインは時価総額を下げました。198のステーブルコインのうち、38のステーブルコインが最高記録を更新しています。

レポートでは、ステーブルコインの競争が激しくなっている側面も指摘されています。USDT・USDC・USDeといったステーブルコインは時価総額の成長に貢献しましたが、前述したような時価総額を下げているステーブルコインも存在しています。

また、ユーロ建てのステーブルコインは11%下落しており、ドルと比べて厳しい状況にあると述べています。一方で、今後、規制やコンプライアンスが整備されていくにつれて、成長を牽引するポテンシャルを持つと指摘しました。

取引量も過去最高に達する可能性

時価総額のみならず、取引量も増加傾向にあります。CEX(中央集権取引所)におけるステーブルコインの取引量は11月に前月比で77%増加し、約1.8兆ドル(約270兆円)を記録しました。

この傾向が続いた場合、取引量についても年間における取引量で過去最高記録を更新する可能性があります。また、ユーロ建てのステーブルコインは時価総額を下げた一方で、取引量は52%伸ばしました。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=151.5円)


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Souce:CCDataレポート

執筆・翻訳:BITTIMES 編集部

サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用