老舗百貨店Printempsが仮想通貨決済に対応
フランス・パリにある1865年創業の老舗百貨店Printemps(プランタン)は2024年11月26日に、同社が仮想通貨決済を受け入れるヨーロッパ初のデパートになったことを発表しました。
Printemps(プランタン)は、フランスを代表する高級デパートチェーンの一つであり、プランタングループはフランス国内に4つの系列店と1つのアウトレットを含む20の百貨店を構える、ファッション、ラグジュアリー、ライフスタイルのリーダー企業として知られています。
仮想通貨決済への対応は、大手暗号資産取引所BINANCE(バイナンス)が展開する決済ソリューションの「Binance Pay」や、仮想通貨決済フィンテック企業「Lyzi」との提携によって実現したもので、ヨーロッパのデパートが仮想通貨決済に対応するのは今回が初であると説明されています。
なお、今回の提携はすでに業界で高く評価されているとのことで、「Républik Retail」が主催する第11回Nuit du Commerce Connectéでは、PrintempsとLyziが「革新的なコラボレーション」部門で銅賞を受賞したとも報告されています。
フランス全土にある20店舗で仮想通貨決済対応
仮想通貨決済はフランス全土にあるプランタンの20店舗で利用することができるとのことで、「高速・安全・シンプルな決済機能で顧客のショッピング体験を向上させる」とコメントされています。
利用できる仮想通貨の種類は明らかにされていないものの、Lyziの公式サイトには以下のような銘柄を含む70種類以上の仮想通貨に対応していることが記載されているため、プランタンでもこれらの仮想通貨を利用できる可能性があります。
【Lyziがサポートしている仮想通貨の一部】
BTC、BUSD、ETH、ADA、ATOM、AVAX、BCH、BNB、CTSI、DASH、DOGE、DOT、EGLD、EOS、ETC、FIL、FRONT、FTM、GRS、HBAR、IOTX、LINK、LTC、MANA、MATIC、NEO、OM
仮想通貨決済に対応する店舗や企業は世界的に増えてきており、仮想通貨で給料を支払えるようにする動きも拡大しているため、今後は仮想通貨の利用機会がさらに広がり、各種仮想通貨の実用性が増していくことになると期待されます。
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Souce:Printemps公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用