北朝鮮ビットコイン窃盗部隊に6000人「意外にも優秀な彼ら」

by BITTIMES   

今年に入り北朝鮮のビットコイン盗難が活発化しています。
北朝鮮のこのような動きが強まったのは「原油の供給制限」や「繊維製品の輸入禁止」など、北朝鮮に対する経済制裁と、ビットコインの価格上昇が原因だと言われています。
米国のサイバーセキュリティ企業 FireEye(ファイア・アイ)」は、主に北朝鮮のハッキング攻撃は、韓国の仮想通貨取引所や関連サイトのサイバーへ向けられて行われており、
ビットコイン英語ニュースサイトをハッキング、身代金要求型ウィルスのランサムウェア「 WannaCry(ワナクライ)」は、北朝鮮から発信されたものではないかと報告書で警告しています。
北朝鮮に対する経済制裁で、外貨獲得が難しくなっていくことを懸念し国の運営資金をかき集めるために、ビットコインをはじめとした仮想通貨の大量確保に動き出しているのではないかと予測できます。
一部報道では「北朝鮮が仮想通貨窃盗サイバー部隊を 6,000人規模で編成した。」との情報も出回っており、専門家は

「最高指導者の金正恩氏は、仮想通貨に対して明らかな高い関心を持っている。」
国家の統制を受けず、秘密が守られるという仮想通貨の特徴は、資金調達やマネーロンダリング(資金洗浄)の手段として有用だ。」
「制裁強化と仮想通貨の利用拡大が見込まれることを考慮すると、北朝鮮の仮想通貨志向は強まる。」

と語っています。
FireEye はこれらの情報をまとめ、「北朝鮮は仮想通貨を外貨を稼ぐ、極めて低コストのソリューション」だと考えていると分析しました。

仮想通貨を窃盗する北朝鮮の動き


上記の図から北朝鮮が韓国の取引所を攻撃していることがわかります。
しかも、攻撃のタイミングはビットコインの価格上昇に連動して行われており、今年に入り少なくとも 3回のアタックが確認されています。
これらのアタックで韓国仮想通貨取引所の「ヤピゾン」は 3,800BTC、約 17億円分のビットコインが盗まれたと報告しています。
また、北朝鮮の関与が疑われているランサムウェアの WannaCry は、全世界 150カ国で 23万台以上のパソコンに感染し、パソコンの身代金としてビットコインなどの仮想通貨を要求するものでしたが、
この時、身代金として奪われた仮想通貨は Monero などの匿名性の高いアルトコインに変えられ、更にドルやウォンに換金されていたと言われています。
北朝鮮のサイバー犯罪組織は、その他の政府機関と比べて極めて優秀な人材が集められ、常時でも 6,000人が常時待機、更に最高指導者の金正恩氏が直接統括するという力の入れようです。
これらの情報から金正恩氏が、仮想通貨に対して非常に高い期待を寄せていることがわかります。
今後、北朝鮮に対する経済制裁が強まれば強まるほど、北朝鮮のサイバー部隊はより動きを活発化させていくのかもしれません。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

GMOコイン:NEM新通貨Symbol(XYM)の「オプトイン」に関する対応方針を発表

GMOコイン:NEM新通貨Symbol(XYM)の「オプトイン」に関する対応方針を発表

スクウェア・エニックス:Web3ゲーム配信企業「Elixir Games」と提携

スクウェア・エニックス:Web3ゲーム配信企業「Elixir Games」と提携

SBI VCトレード:貸暗号資産「VCTRADE LENDING」サービス開始

SBI VCトレード:貸暗号資産「VCTRADE LENDING」サービス開始

Flare×Uppercent「NFT活用した教育関連のマーケットプレイス」立ち上げ

Flare×Uppercent「NFT活用した教育関連のマーケットプレイス」立ち上げ

SBI:国内初の仮想通貨ファンド「2021年11月」に立ち上げか=ブルームバーグ報道

SBI:国内初の仮想通貨ファンド「2021年11月」に立ち上げか=ブルームバーグ報道

IOTA財団:自立分散型マーケットプレイス「Industry Marketplace」を立ち上げ

IOTA財団:自立分散型マーケットプレイス「Industry Marketplace」を立ち上げ

注目度の高い仮想通貨ニュース

メタマスク「エアドロップ受取資格の一括確認&請求機能」を追加

メタマスク「エアドロップ受取資格の一括確認&請求機能」を追加

Dogwifhat(WIF)ミームコイン時価総額ランキング3位に|価格上昇率は2,560%

Dogwifhat(WIF)ミームコイン時価総額ランキング3位に|価格上昇率は2,560%

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

シバイヌ:有名企業が数多く参加するコンテンツデリバリー&セキュリティ協会(CDSA)に参加

シバイヌ:有名企業が数多く参加するコンテンツデリバリー&セキュリティ協会(CDSA)に参加

仮想通貨の時価総額「2024年末までに5兆ドルまで倍増する」リップル社CEO

仮想通貨の時価総額「2024年末までに5兆ドルまで倍増する」リップル社CEO

分散型自律組織の自主規制団体「日本DAO協会」設立へ

分散型自律組織の自主規制団体「日本DAO協会」設立へ

リップル社「米ドル連動ステーブルコイン」発行へ|XRPL・Ethereumで利用可能

リップル社「米ドル連動ステーブルコイン」発行へ|XRPL・Ethereumで利用可能

ロンドン証券取引所「ビットコイン・イーサリアムの仮想通貨ETN」5月から取扱開始

ロンドン証券取引所「ビットコイン・イーサリアムの仮想通貨ETN」5月から取扱開始

ルナクラシックのラリーとディップ:注目が集まるビットボット仮想通貨プレセール

ルナクラシックのラリーとディップ:注目が集まるビットボット仮想通貨プレセール

Own The Doge:ドージコインでも有名な「かぼすちゃん」画像の権利を取得

Own The Doge:ドージコインでも有名な「かぼすちゃん」画像の権利を取得

DFINITY Foundationがインターネットコンピュータ上の分散型グローバルアクセラレーションプラットフォームであるOlympusを発表

DFINITY Foundationがインターネットコンピュータ上の分散型グローバルアクセラレーションプラットフォームであるOlympusを発表

【重要】MEXC「dHealth Network(DHP)の上場廃止」を発表|期日までに必要な対応を

【重要】MEXC「dHealth Network(DHP)の上場廃止」を発表|期日までに必要な対応を

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

ASTRも管理できる「Polkadot{.js}」のウォレット作成方法|画像付きでわかりやすく解説

ASTRも管理できる「Polkadot{.js}」のウォレット作成方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す