MUFGコインを発表「三菱UFJ大規模リストラも目の前か?」
三菱UFJフィナンシャル・グループは、ブロックチェーン技術を使った決済システム「 MUFGコイン」を正式に発表しました。
10月3日から千葉・幕張メッセで開催されている家電見本市「 CEATEC JAPAN 2017 」でアプリを使用した自販機決済デモンストレーションが行われています。
MUFGコインは「1円=1コイン」で両替し、スマートフォンアプリを使い送金・預金・決済など、ビットコインでできることであれば一通りできるようになっています。
現在、三菱東京UFJ行員 1,500人が使用していますが、開発がある程度完了したため、今回、一般公開したと考えられます。
MUFGコインのメリット
MUFGコインを使用するメリットは、
・送金手数料が安い
・Suicaなどとは違い円に戻せる
・日本市場での対応力
・ワリカン機能
などが考えられます。
現在、ビットコインの送金手数料は高騰し 250円前後ですが、MUFGコインはそれよりもずっと安くする方針のようです。
また、日本市場での対応力が MUFGコイン「成功の鍵」とも言えます。
現在の電子マネーが、ビットコインよりも大きく普及しているのは、「利便性が高い」からです。
ビットコインの店舗使用は、まだまだ店舗数が少なく限定的です。
それに比べて電子マネーは、多くの店舗・機関で使用できるため、利用者からするとそれだけで「使うメリット」があるわけです。
電子マネーやビットコインよりも、後から市場に展開していくMUFGコインが成功するには、「日本のマネーインフラをどれだけ使いこなせるか?」にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
MUFGコインで三菱UFJ行員リストラか?
「 今後10年で総合職を3500人削減する」
これは以前、三菱東京UFJ銀行代表取締役会長の平野信行氏が発言したコメントです。
現在の銀行のシステムは「維持コスト」が、銀行経営の重荷になっており、MUFGコインなどのブロックチェーン技術を使った「安価な最新システム」が使用できるようになれば、コストばかりがかかる現在の銀行システムは衰退していくでしょう。
世界でもこの流れは加速しており、米国バンク・オブ・アメリカは「全世界の金融業 2500万人の色が消える」と以前発表していました。
この詳しい内容は下記の記事にまとめているので、ぜひ一読していただければと思います。
最重要記事
→「MUFGコイン運用開始に危機感を持つ三菱東京UFJ銀行員」