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仮想通貨ハードウェアウォレット「Trezor」ETH・ETC・ERC20トークンに標準対応


仮想通貨のハードウェアウォレット「Trezor(トレザー)」は、2018年12月4日にイーサリアム(Ethereum/ETH)やイーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)、ERC20トークンを保管するためのネイティブインターフェースを提供することを発表しました。

こちらから読む:仮想通貨の保管方法は様々「ウォレット」関連ニュース

イーサリアムの保管がもっと簡単に

Trezor(トレザー)は以前から
イーサリアム(Ethereum/ETH)
イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)
ERC20トークン
に対応していましたが、これらの仮想通貨を保管できるようにするためには、
・MyEtherWallet(マイイーサウォレット)
・MyCrypto(マイクリプト)
・MetaMask(メタマスク)
のようなサードパーティ製のウォレットを統合する必要があり、そのための手順には少し時間がかかりました。

しかし、今回発表された新しいインターフェイスは数回のクリックだけで利用できるようになっています。追加する場合には、パソコンのTrezor管理画面の左上隅にある通貨セレクタで「Ethereum」または「Ethereum Classic」を選択し、「Go to Trezor Ethereum Wallet」をクリックして続行するだけとなっています。

その後はすぐに新しいインターフェイスを使用することができ、以前にサードパーティ製のウォレットを使用していてイーサリアムをTrezorで保管している場合には、すぐに残高が表示されます。またこれまで使用されていた「MyEtherWallet」などに関しては現在も機能しており、今後も変更する計画はないと説明されています。

より詳しい使い方は以下のリンクから「Trezor Wikiのユーザーマニュアル」をご覧下さい
>Trezor使用方法の詳しい解説はこちら

Trezorの「偽物」に注意

仮想通貨を安全に保管するための代表的なハードウェアウォレットとして知られている「Trezor」ですが、最近では精密に作られた”偽物”が出回っていることも報告されているため、注意が必要です。偽物のTrezorは基本的に低価格で販売されていることが多く、ブランド品などのように複数のオンラインショップなどで販売されていると伝えられています。

偽造品と本物の見分け方としては、Trezorの箱に貼られている「ホログラムシール」に違いがあることなどが報告されており、偽物のホログラムシールは古いパッケージで使用されていたものに非常によく似ていると報告されています。

本物のTrezorに貼られているホログラムシール(上)と偽物に貼られているホログラムシール(下)の比較(画像:blog.trezor.io)

2017年または2016年に同社の販売店または認定販売代理店でデバイスを購入した場合は、偽物に近いホログラムシールであっても本物である可能性が高いとのことですが、最近購入したデバイスに偽物のホログラムシールが貼られていた場合には注意が必要です。

公式発表では、本物の「Trezor製品」を購入する最も簡単な方法は、
公式のTrezorショップ
公式アマゾンショップ
公式の再販業者
から購入することだと説明されています。
・eBay
・淘宝網
・AliExpress
・未確認のAmazon再販業者
・その他の場所
などで購入する場合には十分注意する必要があると説明されているため、これから「Trezor製品」を購入しようと考えている方は同社が推奨している公式販売店から購入するようにしましょう。

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