Weiss Ratings:2019年の仮想通貨市場予測「7選」を公開|XRPが時価総額1位に?

by BITTIMES   

仮想通貨の調査・分析を行い格付けを定期的に発表している「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、2019年1月3日に新年最初の記事として「2019年の仮想通貨予測」と題して、比較的ポジティブな見解を示す7つの予想を公開しました。

こちらから読む:XRPやADAに高評価「Weiss Ratings」関連ニュース

仮想通貨業界は今後どうなる?Weiss Ratings「7つ」の予測

Weiss-Cryptocurrency-Ratings

「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、記事の冒頭で2018年の仮想通貨市場が悲惨だったのは"価格の下落"という面だけであったことを強調しており、"根本的な基盤"の面に関しては大きな進歩を遂げた年だったと説明しています。

その具体的な例としては、ビットコイン(BTC)の取引をスピードアップさせる「Lightning Network」やイオス(EOS)のメインネットが公開されたことなどが挙げられており、投資家たちのユーティリティトークンに対する認識にも変化があったことなども説明されています。

「Weiss Cryptocurrency Ratings」はネガティブに見える"価格の下落"だけでなく、仮想通貨に関連する総合的なデータと自社の評価モデルに基づいて次の7つの予測を立てています。

ビットコインが「価値の保存手段」としてさらに普及

ビットコイン(BTC)は、価値を保存するための費用を必要としません。資産は安全な方法で保管され、送金も非常に効率的に行うことができます。

「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、このような特性を兼ね備えた資産は他にないため、現時点で「価値の貯蔵手段」としてビットコインを破る可能性がある競合は存在しないと説明しており、『ビットコインは"真のデジタルゴールド"になりつつある』と結論づけています。

ビットコイン価格が「史上最高値」に向かう

ビットコインは2015年までの弱気市場で70%以上の下落を4回記録しました。価格が大幅に下落するたびに「ビットコインは死んだ」といった報道が行われてきましたが、最終的にBTC価格は回復しており、毎回さらなる高値を更新し続けています。

2018年には5回目となる弱気相場が到来し、これまでと同様に複数の専門家たちが「ビットコインは死んだ」と語りましたが、仮想通貨の研究開発を続けている開発者たちや業界に詳しい専門家の人々はより多くのビットコインを購入しています。

「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、2018年に分散型台帳技術(DLT)は"第一世代の仮想通貨の欠陥を修正する"という大きな進歩を遂げており、一部の仮想通貨は"採用"の面においても劇的な改善が見られていると説明しています。

このようなことを踏まえた上で、全体的に見た仮想通貨市場では"新たな強気市場"のための基盤が築かれていると解説している「Weiss Cryptocurrency Ratings」は『2019年、ビットコインは再び上昇し、新しい史上最高値を目指す』と結論づけています。

一部のアルトコインが「過去最高値の20倍」に上昇する

アルトコインの多くは、依然として"一般社会ではあまり認知されていない"というのが現状ですが、知られてはいないもののそれらの企業の中には「実際に優れた技術を持つ少数の企業が含まれている」という事実もあります。

「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、これらの優れた技術を持つ少数の企業は「実際に採用が進むにつれて実社会でさらに注目を集めることになる」と説明しており、それらの仮想通貨は最終的にそれぞれの通貨の史上最高値に到達し、中にはさらなる上昇を遂げ、これまでのピーク価格よりも「20倍」ほど高い最高値を記録するものもあると説明しています。

「インターネット3.0」構築に向けた競争が加熱

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)
イオス(Eos/EOS)
・Holochain(HOT)
などの仮想通貨は、より安全で持続可能な世界規模の次世代型インターネットと言われる「インターネット3.0」を開発するための責任を担っています。

「Weiss Cryptocurrency Ratings」は多くの企業が参加し始めているこの分野について、最終的にはほとんどのプロジェクトが失敗することになるものの、もしも予定通り「インターネット3.0」を作成することに成功した場合には、その仮想通貨は「何百兆円」規模の時価総額に達する可能性があると予測しています。

XRPやXLMが「銀行業界」に混乱を招く

ビットコインは「新しいデジタル決済ネットワーク」となることを目指して作成されましたが、今のところこの目標は達成できていません。しかしリップル(Ripple/XRP)ステラ(Steller/XLM)のような仮想通貨は、金融市場や国際送金などの分野に革命をもたらす可能性があると言われています。

「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、その中で世界的な銀行システムの決済ネットワークである「SWIFT」を置き換える可能性がある「XRP」について語っており、もしもXRPが「SWIFT」の市場シェアを奪い、その分野を置き換えることができれば「XRP」は最終的に世界一の仮想通貨になる可能性があると説明しています。

ユースケースを持たない仮想通貨が「消滅」する

仮想通貨の種類はこの数年間で急増しており、現在も新しい通貨が続々と発行されていますが、これら通貨の多くは「事実上新しいものを何も生み出さない」という理由によって、消滅しようとしていると言われています。

「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、たとえ時価総額トップ10にランクインしている通貨であっても、そのような通貨はこれから消えていく可能性があると指摘しており、
ライトコイン(Litecoin/LTC)
ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)
・ビットコインSV(BitcoinSV/BSV)
などの仮想通貨は「革新的なユースケース」を持っていないため、時間の経過とともに消滅していく可能性があると予測しています。

新しい仮想通貨が「トップ10」に急上昇する

最後の予想として「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、
・Holochain(HOT)
・Hedera Hashgraph
などの新しいコインは現時点ではまだ曖昧な存在ではあるものの、実際に市場に出回り始めた際には時価総額トップ10に入る可能性があると述べています。

「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、これらのプロジェクトを「インターネットに新しい信頼層を築く可能性がある"非ブロックチェーンの分散型元帳プロジェクト"である」と説明しており、これらのプロジェクトで発行されるトークンは、その他のトークンよりも急速に価値が上がる可能性があると述べています。

仮想通貨業界の発展を「素晴らしい2018年」が後押し

Cooperation

「Weiss Cryptocurrency Ratings」は、2019年の仮想通貨市場に対して楽観的な見解を示しています。2018年は仮想通貨全体で価格の下落が続いていたものの、技術開発や普及などの面では大きな発展が見られているため、ブロックチェーンや仮想通貨の開発などに携わっている専門家の人々は口を揃えて『2018年は素晴らしい1年だった』と語っています。

仮想通貨業界では、昨年の価格下落の裏で進められてきた研究開発が「仮想通貨市場の成長」をさらに加速させる強力な基盤として認識されているようです。

今回発表された予測の全てが当たるかどうかはわかりませんが、話題として取り上げられた「複数のアルトコイン」や「インターネット3.0」などは今年注目すべきトピックの一つであると言えるでしょう。

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