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仮想通貨取引所Bakkt:先物取引業者の「資産買収」を発表|メンバーをさらに強化


仮想通貨取引プラットフォームBakkt(バックト)は2019年1月15日、100年近い歴史を持つ先物取引業者「ローゼンタール・コリンズ・グループ(Rosenthal Collins Group/RCG)」が保有する資産の一部買収に向けた交渉を行なっていることを発表しました。

こちらから読む:2019年の動きに注目が集まる「Bakkt」関連ニュース

Rosenthal Collins Group(RCG)とは

ローゼンタール・コリンズ・グループ(Rosenthal Collins Group/RCG)は、1923年に創業されて以降およそ100年間に渡ってクライアントからの信頼を保ち続けてきたシカゴを本拠地とする独立系先物取引業者です。

業界での経験と高い専門知識を有している「Rosenthal Collins Group」は、世界中に拠点を構えており、機関投資家やプロトレーダーなどを含む数千もの顧客を抱えています。

今回の発表では、買収に伴い「RCG」のチームメンバーが「Bakkt」のチームに参加することも伝えられています。

リスク管理や資産運用システムを強化

BakktのCEOであるKelly Loeffler(ケリー・ロフラー)氏は、RCGのメンバーを迎え入れることによって「リスク管理」や「資金運用システム」を強化することができると期待しており、RCGが培ってきた専門知識が規制対応やアンチマネーロンダリング(AML)、本人確認(KYC)などの業務改善を促進し、顧客サービスの質をさらに向上させることができると語っています。

Bakktはこれまで米商品先物取引委員会(CFTC)から「ビットコイン先物取引」の承認を得るための努力を続けてきており、現在も承認待ちの状態となっていましたが、今回の買収でBakktのチームを強化することによって「承認」の可能性もさらに高まると期待されます。

ロフラー氏は今回の発表の中で「Bakkt」が承認獲得のための努力を続けていることを強調しており、信頼できる革新的なサービスを提供するためのさらなる投資に取り組んでいることを語っています。

ビットコイン先物取引「さらなる延期」の可能性

当初の予定では、Bakktの先物取引は今月24日に開始される予定となっていましたが、この日程はさらに延期となる可能性が高いと考えられています。

2019年の初めに公開された文章では、サービス延期の可能性が示唆されており「米商品先物取引委員会のプロセスとスケジュールに従って修正される」と説明されていました。

今回の発表には「サービスの開始時期」に関する内容は含まれていなかったものの、業界では延期の可能性が高いとの見方が強まっています。