「ビットコイン先物」2019年に開始予定|ナスダック広報責任者が正式発表

by BITTIMES   

NASADAQ(ナスダック)メディアチームのバイスプレジデントであるJoseph Christinat(ジョセフ・クリスティナット)氏は、以前から噂されていた「ビットコイン先物取引」の提供開始予定時期を"2019年前半"に予定していることを正式に明かしました。同氏は実際にサービスを開始するためには米商品先物取引委員会(CFTC)からの承認を得ることが条件となっていること語っています。

こちらから読む:以前から話題の重要ニュース|NASDAQの「ビットコイン先物取引」計画

先物取引「2019年上半期」に開始予定

bitcoin

世界における証券取引所の時価総額ランキングで2位に位置付けられている「NASDAQ(ナスダック)」は、仮想通貨業界で以前から注目を集めていました。ナスダックの「ビットコイン先物取引計画」に関する情報は2017年11月や先月末にも報じられており、2019年第1四半期には正式に提供が開始される可能性があるとして話題となっていましたが、これは正式な発表ではなかったため、半信半疑なものでもありました。しかし今回の発表は、NASADAQ(ナスダック)メディアチームのバイスプレジデントであるJoseph Christinat(ジョセフ・クリスティナット)氏からの公式発表だと伝えられています。

このことを報じた英国メディア「The EXPRESS」は、同氏が2019年前半には「ビットコイン先物取引」を開始することを語ったと報じています。クリスティナット氏は、実際に先物取引を開始するためには米商品先物取引委員会(CFTC)からの承認を得る必要があるとも語っていますが、ナスダックは5年も前からブロックチェーン関連の取り組みを続けてきており、最善の努力を尽くしてきているため、来年にはサービス開始が実現するだろうとの考えを語っています。

ビットコイン先物取引は、来年の上半期に開始する予定です。現時点では米商品先物取引委員会(CFTC)からの承認を待っている段階ですが、私たちはそれを論理的な水準まで引き上げれるよう努力を続けてきました。

市場ではNASDAQの取り組みについて様々な憶測や噂が行き交っていますが、私たちにその確認を取ろうと考える人々はいないようなので、ここではっきりと伝えておきます。私たちはビットコイン先物取引のサービス開始に向けた取り組みを行なっており、それは実現します。

当社はビットコイン先物取引を実現するために膨大な資金と労力を長期間に渡って費やしてきました。私たちは仮想通貨市場が混乱し始めるよりもずっと前からこれらの取り組みを続けてきているため、仮想通貨市場の混乱が先物取引の公開時期に影響を与えることはありません。たとえ何が起きようとも引き下がるつもりはありません。

Bakkt「複数の仮想通貨」提供との報道も

bakkt

ビットコイン先物取引の開始に向けた取り組みを行なっているのはNASDAQだけではありません。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)を中心として、Microsoft(マイクロソフト)やStarbacks(スターバックス)などの大手企業が協力して立ち上げた仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」も2019年1月24日にビットコイン先物取引の開始を予定しています。

また、同じく米国最大級の金融サービス会社である「Fidelity Investments」も仮想通貨関連会社を設立し、機関投資家向けのサービス提供に向けた取り組みを行なっていると発表しています。

これらの金融機関の多くは、当初2018年内のサービス開始を予定しているとも語っていたため、現在はサービス開始のための準備もほぼ整ってきている状態であると考えられます。最近の報道では、Bakktはビットコインだけでなく、その他複数の仮想通貨を取り扱う可能性があるとも報じられています。2018年の仮想通貨市場は下落が続いていましたが、来年、米商品先物取引委員会からの正式な承認がおりてこれらのサービスが開始されれば、仮想通貨市場は再び大きな回復を遂げる可能性があります。

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格|2018年12月5日

Bitcoin (BTC)
12,037,737 JPY (-0.69%)
84,430.91 USD
RANK

1
MARKET CAP

¥238.97 T JPY
VOLUME

¥3.55 T JPY

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、11月29日に50万円近くまで上昇しましたが、その後は再び下落しており、2018年12月5日時点では「1BTC=約438,000円」で取引されています。

ビットコイン価格については、今後さらに22万円近くまで下落するとの予想も出ているため、来年のビットコイン先物取引開始までの期間でさらに価格が下落する可能性があるとも考えられます。

2018年11月21日〜12月5日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)2018年11月21日〜12月5日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)

bitbankの登録方法はこちらで詳しく解説しています

仮想通貨ニュース|新着

トランプ大統領、Web3推進で「モノポリー風のブロックチェーンゲーム」を開発中=報道NEW

トランプ大統領、Web3推進で「モノポリー風のブロックチェーンゲーム」を開発中=報道

カルダノ財団、ラテンアメリカの名門大学「PUC-Rio」と提携|ブロックチェーン研究開発を推進NEW

カルダノ財団、ラテンアメリカの名門大学「PUC-Rio」と提携|ブロックチェーン研究開発を推進

Zoom経由のハッキングで10万ドル以上の仮想通貨を失う|エンブレム・ボールトCEOが警告NEW

Zoom経由のハッキングで10万ドル以上の仮想通貨を失う|エンブレム・ボールトCEOが警告

ビットバンク:ドージコイン(DOGE)、ソラナ(SOL)信用取引取扱いへ|記念キャンペーンも開催NEW

ビットバンク:ドージコイン(DOGE)、ソラナ(SOL)信用取引取扱いへ|記念キャンペーンも開催

AIの脅威で「仮想通貨のプライバシー保護」が急務に|ヴィタリック・ブテリン氏が警鐘NEW

AIの脅威で「仮想通貨のプライバシー保護」が急務に|ヴィタリック・ブテリン氏が警鐘

シバイヌ(SHIB)の経験値システム「カルマポイント」の詳細が判明|ベータ版も提供開始NEW

シバイヌ(SHIB)の経験値システム「カルマポイント」の詳細が判明|ベータ版も提供開始

仮想通貨入門 - 基礎知識

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

市場分析・価格予想

「ビットコイン・金・銀」を手にする者だけが生き延びる|ロバート・キヨサキ氏

「ビットコイン・金・銀」を手にする者だけが生き延びる|ロバート・キヨサキ氏

ドージコイン(DOGE)「ミームを超えて主流の資産になりつつある」21Sharesレポート

ドージコイン(DOGE)「ミームを超えて主流の資産になりつつある」21Sharesレポート

トランプ大統領、中国を除いて関税90日間停止を発表|ビットコイン82,000ドルまで回復

トランプ大統領、中国を除いて関税90日間停止を発表|ビットコイン82,000ドルまで回復

ビットコイン、関税の嵐を乗り切る「安全資産」としての可能性|バイナンスレポートまとめ

ビットコイン、関税の嵐を乗り切る「安全資産」としての可能性|バイナンスレポートまとめ

仮想通貨市場も急落「米国関税の90日間停止」を要求|パースカント社CEOビル・アックマン氏

仮想通貨市場も急落「米国関税の90日間停止」を要求|パースカント社CEOビル・アックマン氏

「金とビットコインが新たな準備資産に」米国債と株式の時代は終焉へ|アーサー・ヘイズ氏

「金とビットコインが新たな準備資産に」米国債と株式の時代は終焉へ|アーサー・ヘイズ氏