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「2018年にビットコイン価格は440万円へ急上昇する」とアナリストが予測する理由

多くのアナリストは、世界中の主要金融機関・投資家が暗号通貨を採用していることを考慮するとビットコインの価格は 2018年も上昇し続けると予測しています。
彼らアナリストが価格上昇をし続けると予測する理由は、ビットコインの先物取引「ビットコインETF 」の存在でしょう。
先日、ビットコインETFは初めて運用が開始され順調な滑り出しを見せています。
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ビットコイン価格上昇の鍵を握るETF

シカゴ・ボード・オプション・エクスチェンジ(以下Cboe )・ニューヨーク証券取引所( NYSE )・ゴールドマン・サックスは、2018年初頭までに世界金融市場で最大の先物取引所、株式市場、投資銀行を対象に、暗号通貨取引をスタートさせる予定です。
今週、ビットコインの先物取引の成功を実証した Cboe は米国の主要株式市場で 6つの主要なビトコインETFをリストアップすると申請しました。
以下はその 6つのビットコインETFの名前です。
1.First Trust Bitcoin Strategy ETF(ファースト・トラスト・ビットコイン・ストラトジーETF )
2.First Trust Inverse Bitcoin Strategy ETF(ファースト・トラスト。インバース・ビットコイン・ストラトジーETF )
3.REX Bitcoin Strategy ETF(レックス・ビットコイン・ストラトジーETF )
4.REX Short Bitcoin Strategy ETF(レックス・ショート・ビットコイン・ストラトジーETF )
5.GraniteShares Bitcoin ETF(グラニット・シャーズ・ビットコインETF )
6.GraniteShares Short Bitcoin ETF(グラニット・シャーズ・ショート・ビットコインETF )

また、世界最大の株式市場であるニューヨーク証券取引所( NYSE )も、米国証券取引委員会(SEC)へ 2種類のビットコインETF申請を提出しました。
今回の申請について Cboe の広報担当者は、

「 CboeとCMEグループの先物取引所でのビットコイン需要の増加を受けて、投資家がビットコインを取引する際に効率的でアクセスしやすい投資ツールを提供する決定を下した。」
「ビットコインの先物市場が成功したことを踏まえ、いくつかのパートナーは為替商品の開発を進めることに非常に関心を持っている。」

と述べました。
また、ニューヨーク証券取引所会長 Jeffrey C Sprecher(ジェフリー・C・シュプレッヒャー氏)は、ゴールドマンサックスがスポンサーとなった投資家会議で、Coboe と CME Group に先立ってビットコイン先物をリストアップしなかったことを表明しました。
伝統的な金融市場における機関投資家、個人投資家からの暗号通貨の需要が指数関数的に上昇していることをm¥踏まえ、Jeffrey C Sprecher氏は、

「私たちはまずそれに就いていないのはばかげているかもしれません..。私は暗号通貨を作るべきかわからない。」

とビットコインをはじめとした暗号通貨市場への関わり方を模索しているような発言を行いました。
大規模な機関投資家や小売業者向けの先物とは異なり、ETF は、個人投資家にとってより効率的でシームレスなチャネルが求められます。
今年の初めに、巨大実業家兼投資家 Mark Cuban(マーク・キューバン氏)は、スウェーデンに本拠を置く株式市場 Nordic Nasdaq(ノルディック・ナスダック)を通じてビットコインに投資したことを明らかにしました。彼は、

「暗号通貨の価値は単に需要と供給に基づいている多くの資産があるので興味深い。ほとんどの株式は、投資家には真の所有権と議決権がないため、本質的価値はありませんが、投資家はその株式を売買することができます。ビットコインBはそれと同じことです。その価値は供給需要に基づいています。」

と株式市場の本質と市場によって価値が決定する部分が株式市場とビットコインが似ている。と語っています。

2018年ビットコインは 440万円を超える

フォーブスの億万長者ランキングにも名を連ねるフォートレス・インベストメント・グループのマネージャー Michael Novogratz(マイケル・ノボグラッツ氏)は、CNBC のインタビューで、

「ビットコイン価格は、次の 13ヶ月(2018年末)までに 4倍以上に上昇し、40,000ドル(約 440万円)を”簡単に”超える可能性がある。」

と話しています。また続けて、

「全ての暗号通貨市場の時価総額は 2兆ドル(約 220兆円)の時価総額を達成する。」

と語りました。
参考元:CNBC「Bitcoin could ‘easily’ reach $40,000 by the end of 2018, hedge fund legend Novogratz says

ビットコインの取引手数料問題

日々暗号通貨市場の期待度は高まり続け、来年の市場拡大にも大きく期待が寄せられていますが、1つ懸念点があるとすれば「ビットコインの高騰し続ける取引手数料の問題」でしょう。
高騰するビットコイン価格と取引回数の増加・仮想通貨市場人口の急増で、今ビットコインの取引手数料は高騰し続けています。
大手取引所 bitFlyer では、この動きに対応するため 24日からビットコイン送金手数料を引き上げています。
現在の送金手数料は「 0.0015BTC」と、現在のレートで考えても 2700円前後の送金手数料がかかってしまいます。
上がり続けるビットコインの送金手数料問題を改善するには、ハードフォークによってブロックサイズを引き上げるか、ライトニングネットワークなどのオフチェーン技術を導入する必要があります。
しかし、今まのでビットコインの技術導入・改善の経緯を考えると来年にこれらの改善方法が導入される可能性は低いでしょう。
来年の価格上昇の足かせになる可能性があるのは、手数料問題だと思われます。
しかし、逆を言えば「解決」された時にビットコイン価格は、さらにもう一段価格を急上昇させるかもしれないでので、ビットコインの技術導入のニュースは来年もチェックが必要ですね。
ちなみにこの「暗号通貨市場 220兆円予測」に関しては、以前同様の記事をシェア致しましたが、その時の予測では「 2028年」でした。
当時の予測より 10年早く前倒しになっています。それだけ現在の暗号通貨市場が過熱しているとも考えられます。詳細は下記リンクよりご確認されてください。
>>「仮想通貨の時価総額は将来220兆円を超える【2028年予想】