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仮想通貨74種を格付け!米大手機関Weiss Ratingsが5段階評価

2018年1月24日、米大手の「格付け機関 Weiss Ratings」は世界で初めて仮想通貨(Cryptocurrency)の格付けを発表しました。

ビットコイン(BTC)/ イーサリアム(ETH)/ リップル(XRP)/ ネム(NEM)など 74種の仮想通貨(アルトコイン)が対象となった今回の格付けは「Weiss Cryptocurrency Ratings」と命名され、投資家の意志決定を支援する目的で実施されており、世界中の仮想通貨ホルダーが注目するものとなりました。

この格付けは “通貨の値上がり” を期待して評価されるものではないのですが、大手格付け機関が高く評価した通貨ともなると人気になる可能性があることなどから、ウォールストリート街(世界の金融センター)だけでなく一般投資家も大きな関心を示す格付けとなったようです。

仮想通貨(Cryptocurrency)格付け

今回 Weiss Ratings が公表した仮想通貨の格付けは A,B,C,D,E の 5段階評価となっており、それぞれの解説もされています。

  1. A = Excellent(素晴らしい)
  2. B = Good(良い)
  3. C = Fair(まずまず)
  4. D = Weak(弱い)
  5. E = Very Weak(非常に弱い)

同社の格付け方法によると
【A】と【B】は「買い」に値する投資評価として解釈され
【C+】は平均よりやや高評価であり
【C】の格付けは、投資家が過度に警戒すべきで評価ではなく
【C-】は「ホールド(Hold)」しても良いという合格点評価となり
【D】と【E】は「売り」が勧められる銘柄であるとのことです。

また、この格付けは従来の【AAA】から【C】を用いた格付けとは異なり「たとえ【B】であっても投機的要素の強い銘柄を意味することはない。」とも説明されています。

仮想通貨格付け基準は 4つの主要指標

今回の格付けは 4つの主要指標の概要により行われました。

リスクインデックス(Cryptocurrency Risk Index)

および、その他の要因。

リワードインデックス(Cryptocurrency Reward Index)

および、その他の要因。

テクノロジーインデックス(Cryptocurrency Technology Index)
公開されているホワイトペーパー・パブリックディスカッションフォーラム、またはアナウンスの手動分析によって計算されたサブインデックスの合成、および各暗号通貨の根底にあるプロトコルを評価するためのオープンソースコード。

考慮すべき要因には

など、その他の技術的な長所や短所。

ファンダメンタルインデックス(Cryptocurrency Fundamental Index)

また、その他の主要要因

以上 4つの主要指標が今回の格付け評価の対象になりました。

ビットコイン・その他暗号通貨の評価結果は?

今回の格付けで【A】の評価を獲得した仮想通貨はありませんでした。

代表的な通貨の格付けとしては

のような評価となっています。

WeissRatingsは『なぜビットコインに【A】が与えられなかったのか?』という質問に対して「同社の評価基準に従って評価すればセキュリティや普及率の面では優れているが、現在直面しているスケーラビリティ問題による遅延や高いトランザクションコスト、エネルギー消費やガバナンス体制などの弱点を考えるとマイナス評価だ」と回答しています。

時価総額ランキング2位のイーサリアムについては、いくつかのボトルネックはあるもののアップグレードが容易であることなどから、ビットコインよりも高い【B】という評価を受けています。

Weiss Ratings による格付けの画像

今回74種の仮想通貨が格付けされた「Weiss Cryptocurrency Ratings」の完全なリストや、それぞれの評価に対する詳しい解説は「Weiss Ratings 公式サイト」にサインアップして定期購読することで確認することができますので、詳しく知りたい方は公式サイトからご覧ください。

米大手格付け機関「Weiss Ratings」の公式ホームページはこちら
>>Weiss Ratings

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