保有資産「約7,000BTC」のビットコインクジラが語る、暗号市場と今後の展望
仮想通貨ニュースメディアである「CCN」は、2019年5月4日に匿名希望のクジラとの独占インタビュー記事を公開し、そのビットコイン(Bitcoin/BTC)大量保有者は「BTC価格がいくらになると考えているか?」などの情報を報告しました。
こちらから読む:さらなる市場回復の可能性を示す複数の報告「ビットコイン」関連ニュース
ビットコイン価格:今後3〜5年で「555万円」に
CCNによると、この匿名希望の人物は「自分自身のウォレットアドレスのみ」を明らかにしたと報告されており、このウォレットには約3,500万ドル(約39億円)に相当する「約7,000BTC」が保管されていることが明らかにされています。
匿名希望のクジラのウォレット情報(画像:blockchain.com)
昨年見られた大幅な価格下落によって、一時期は『BTC価格が過去最高値を更新することはない』とも言われていましたが、この匿名の人物は、ビットコイン価格が今後3〜5年の間に5万ドル(約555万円)を突破することを示唆するテクニカル分析の洞察を複数提供したと伝えられています。
同氏はビットコインが誕生して間もない頃に自分の財産を確実に増やすための分析を行い、BINANCE(バイナンス)やイーサリアム(Ethereum/ETH)に投資することを選択したことを語っています。
私はビットコインに積極的に投資しましたが、その頃ビットコインを知っているのは少数の人々だけでした。投資を行う前にはビットコインのテクノロジーを個人的に分析を行い、それらとその金融システム全体に大きな見込みがあると判断しました。
その変化はすでに始まっています。私たちは「変化はまだ始まったばかりであり、仮想通貨市場とブロックチェーン技術には大きな可能性がある」と考えています。
同氏は、仮想通貨市場やブロックチェーン技術の将来には大きな可能性があることを語っていますが、それと同時に『誰もが"仮想通貨の冬"を乗り越えるれるわけではない』とも語っていると説明されています。
「強気相場(ブルマーケット)到来」を示す重要な指標
ビットコイン価格は今年の2月頃から徐々に価格を回復させてきているため、仮想通貨業界では「強気相場の到来」に対する期待が高まっています。
匿名希望のクジラは、現在の仮想通貨市場で"強気相場が始まっている"とは確信していませんが「強気相場に向かっている可能性は高い」と考えており、取引と店頭取引の増加が重要な指標の一つであり、200日移動平均線や半減期なども強気の兆候を示していると説明しています。
私たちはすでに強気相場への回復を見ていると思います。もしそうでなければ、数ヶ月以内にはそうなるでしょう。
重要な指標の1つは取引と店頭取引の増加です。「200日移動平均線を超えたこと」や「半減期が近いこと」も強気であることを示しています。
一日のビットコイン取引量はここ最近で順調に増加してきており、「blockchain.com」の2019年5月2日時点のデータでは「452,646件」にまで回復したことが報告されています。2017末の価格高騰時のトランザクション数が「490,644件」であることと比べて考えると、ビットコイン市場が確実に活発化してきていることがわかります。
(画像:blockchain.com)
ここ数ヶ月間では多くの専門家たちが「ビットコインの強気相場は迫ってきている」と語っているため、これまで"弱気派"だった人々も現在は"強気派"へと移行してきていると予想されます。
2019年5月5日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、昨年末に36万円近くまで下落しましたが、その後は徐々に回復を続けており、2019年5月5日時点では「1BTC=645,386円」で取引されています。
2018年11月7日〜2019年5月5日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)
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