仮想通貨(暗号資産)市場では、長い間続いていたビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格上昇が落ち着き、その一方でアルトコイン全般の価格が大幅に上昇しています。過去7日間の上昇率で見ると多くのコインが30%以上価格を上昇させており、ネム(NEM/XEM)に関しては90%近く高騰しています。
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アルトコイン全体で「大幅な価格上昇」
仮想通貨市場では、長い間続いていたビットコイン(BTC)価格上昇の勢いが収まりつつある一方で、アルトコインの価格上昇が続いています。「CoinMarketCap」のデータによると、時価総額ランキングTOP20の仮想通貨では、ステーブルコインであるテザー(Tether/USDT)とビットコイン(BTC)以外の仮想通貨で大幅な価格上昇が見られています。
特に大幅な上昇を記録している仮想通貨は、
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・リップル(Ripple/XRP)
・カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)
・アイオータ(IOTA/MIOTA)
・ネム(NEM/XEM)
となっており、XEMに関しては過去7日間で90%近く価格を上昇させています。
BTCから「アルトコイン」へと資金流入の動き
アルトコインの価格が上昇している理由としては、大手仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)がサービスを再開したことや、ビットコインの上昇がやや落ち着いてきていることを受けて、アルトコインへと資産を移す投資家が増えていることなどが挙げられています。
仮想通貨市場では、ビットコインの価格がある程度の価格まで上昇した時点でアルトコインを購入するケースがよく見られます。強気相場ではこのような動きによって、ビットコインの価格は一定の価格帯まで下落して、アルトコインの価格が上昇し、これを繰り返すことによって仮想通貨市場全体が上昇していく動きが見られます。
仮想通貨関連の様々な情報を公開している「coinlib.io」のデータによると、過去24時間で特に高い取引量を記録しているBINANCEではテザーやビットコインから、
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・リップル(Ripple/XRP)
・バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)
・カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・イオス(Eos/EOS)
・トロン(Tron/TRX)
などの仮想通貨に資金が流れていることが報告されています。
また、その他の主要な仮想通貨取引所でもこれらの仮想通貨が特に取引されていることが報告されており、以前から世界中のメディアで取り上げられていた仮想通貨の多くが取引されていることが示されています。
これらの仮想通貨はこれまでに当メディアで取り上げてきた通り、以前から順調に成長を続けているため、その結果が今の価格となって現れていると考えられます。
また特に大きな価格上昇を見せている「IOTA(MIOTA)」は、昨年はあまりメディアでも取り上げられていなかったものの、最近ではイギリスの大手自動車会社「Jaguar Land Rover(ジャガー・ランドローバー)」の車両でMIOTAを稼げる機能が発表されたほか、先日は高級ファッションブランド「ALYX(アリクス)」のサプライチェーン管理にIOTAの技術が活用されるなど、注目を集めるニュースが増加してきています。
世界四大会計事務所の一つである「KPMG」は、先月末に公開したブログ記事の中で「最も重要な暗号資産」として時価総額ランキングTOP3の仮想通貨とともにIOTA(MIOTA)を紹介し、現時点で最も革新的な暗号通貨の1つと評価しています。IOTA関連の記事は今後も当メディアでも取り上げていきますので、今後の記事も読んでみてください。
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