大手仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)がユーロ圏で展開する取引所「Bianace Jersey(バイナンスジャージー)」は、先日同社の公式Twitterアカウントがハッキングされたことを受けて、ハッキングを行い脆弱性を指摘したホワイトハッカーに対して「セキュリティバグ報奨金」を授与することを発表しました。
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BINANCE(バイナンス)がユーロ圏で立ち上げた仮想通貨取引所「Bianace Jersey(バイナンスジャージー)」は、先日16日にホワイトハッカーから公式Twitterアカウントに対してハッキングを受けました。
このハッカーは「Bianace Jersey」の公式Twitterにアクセスした上で「ハッキングに成功した」ということを実際に報告しており、Twitterハンドル「@BinanceJE」から複数のツイートを投稿した上で、それらのツイートを削除していました。
このニュースは先日から話題となっていましたが、17日に「Bianace Jersey」が発表した内容によると、このホワイトハッカーは協力的であり、同社のセキュリティチームともコミュニケーションをとっていたため、バイナンス側のTwitterアカウントは短時間で復旧され、資産・データ流出などの問題も発生していないと報告されています。
「Twitterアカウントのハッキング・乗っ取り」と言われると、重大な事件が発生したように思われますが、このハッカーは悪意を持ってハッキングを行なった訳ではなく、システムの脆弱性を伝えるために今回の行為を行なったようです。
これを受けた「Bianace Jersey」側は、このハッカーに対して敬意を示しており、同社のセキュリティに潜む重要な問題点を指摘したことに対する感謝の気持ちとして”セキュリティバグ報奨金”を支払うと発表しています。
バイナンスはシステムのセキュリティを高めるために「BINANCEバグバウンティプログラム」を提供しており、深刻な脆弱性を報告したホワイトハッカーに対して最大100,000ドル(約1,063万円)の報酬を支払っています。
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