世界最大のブロックチェーン決済プロバイダーである「BitPay(ビットペイ)」は、2019年9月16日に仮想通貨イーサリアム(Ethereum/ETH)をサポートすることを発表しました。これにより、すでに同社のサービスを利用しているユーザーや企業などは、アップデートが行われ次第、イーサリアムでの支払いや保管ができるようになります。
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仮想通貨決済大手が「ETH」をサポート
BitPay(ビットペイ)は、企業や店舗などに仮想通貨・法定通貨での支払いを処理するためのソリューションを提供している大手企業であり、2011年からこれまでで200カ国以上にサービスを展開し、年間10億ドル(約1,080億円)以上の支払いを処理しています。
同社のサービスはこれまで、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・ジェミナイドル(Gemini dollar/GUSD)
・USDコイン(USDC)
・Paxos Standard Token(PAX)
という5種類の仮想通貨と、12種類の法定通貨に対応していましたが、今後は「イーサリアム(ETH)での支払い」も処理できるようになります。
プレスリリースによると、すでにBitPayのソリューションを導入している全ての企業は、特別な手続きなどをする必要なくイーサリアムの支払いに対応することができるとされています。また「BitPayアプリ」を利用しているユーザーはイーサリアムをBitPayウォレットに保管することができるようになり、「BitPayプリペイドVisaカード」を所有している人々はデビットカードでイーサリアムを補充することができるようになります。
具体的なサポート開始日は明らかにされていませんが、アップグレードは準備が整い次第自動的に行われることになっており、近日中にはサポートされると報じられています。
BitPayのサービスは、米国大手携帯電話会社「AT&T」や、確定申告の還付金受け取りなどにも活用されており、ユーザー数も増加しているため、BitPayでイーサリアムがサポートされることによって、ETHの実用性も大幅に向上すると期待されます。
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2019年9月17日|イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格
イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格は今月1日頃から徐々に回復してきており、2019年9月17日時点では「1ETH=21,398円」で取引されています。
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