ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は本日25日の午前3時頃から90分間で23万円近く急落し、その他主要な仮想通貨も過去24時間で10%以上の下落を見せています。今回の急落時には大量のロングポジションがロスカットしていることも報告されていますが、現在は再びロングポジションの数が上回ってきています。
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アルトコインも「上昇前の価格帯」に逆戻り
ビットコイン(BTC)の価格は、本日25日の午前3時頃〜午前4時30分頃に20万円以上急落し、一時的に「1BTC=約89万円」まで下落しました。その後は一度反発したものの現時点では94万円付近の抵抗線を超え切れておらず、記事執筆時点では「1BTC=935,662円」で取引されています。
その他の主要な仮想通貨も同様に大きく下落しており、ここ最近で大きく上昇していた
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・ステラ(Stellar/XLM)
・トロン(Tron/TRX)
などのアルトコインも「上昇前の価格帯」または「それ以下」にまで下落しています。
今回の急落に関しては「機関投資家による売り増しの増加」などが影響していると囁かれています。ここ最近では仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」がビットコイン先物取引を開始するなど、機関投資家の参入につながるサービスが多数発表されているため、今回の下落によって本格的な買いが増加する可能性もあると考えられます。
ロングポジションの「大量ロスカット」も確認
仮想通貨取引所におけるビットコインの「ショート・ロングポジション数」や「ロスカット数」などを確認することができる「bullbearanalyzer.com」のデータによると、大手仮想通貨取引所「BitMEX(ビットメックス)」では過去24時間で70,000XBTほどのロングポジションがロスカットしていることが報告されています。
これらのロスカットは価格急落時に連鎖して発生しているため、今回の急落はロングポジションの大量ロスカットも大きな影響を与えていると言えるでしょう。しかし、現在保有されているポジション数はショートポジション(47.8%)よりもロングポジション(52.2%)の方がやや上回っているため、今後は回復に向かう可能性もあると予想されます。
しかし著名なアナリストらは、下落時のサポートラインとして「80万円前後」の価格帯を語っていたため、現在の価格帯からさらに下落する可能性もあります。「今後もさらに大きく急落する」という予想はあまり見られていませんが、しばらくは警戒が必要であると言えるでしょう。
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