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イーサリアムのP2P取引所が「LocalCryptos」に改名|交換可能な仮想通貨を拡大


イーサリアム(Ethereum/ETH)のP2P取引プラットフォームである「LocalEthereum」は、2019年11月19日にその名称を「LocalCryptos」に改名し、ビットコイン(Bitcoin/BTC)をはじめとする複数の仮想通貨をサポートしていくことを発表しました。

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LocalEthereum(ローカルイーサリアム)とは?

LocalEthereum(ローカルイーサリアム)は、仮想通貨イーサリアム(ETH)を売買することができるピアツーピア市場として知られており、世界中で10万人以上の人々に利用されています。自分自身でウォレットを管理したまま仮想通貨と法定通貨を交換することができるこの取引所は毎日世界70カ国に住む約1,000人のオンラインユーザーに利用されており、1日あたり約200回の取引が行われています。

ピアツーピア(P2P)の仮想通貨取引所としては「LocalBitcoins」が広く知られていますが、現在の「LocalBitcoins」はフィンランドの規制当局に登録された公式の仮想通貨プラバイダーとしてサービスを提供しているため、匿名で取引を行うことはできないようになっており、複数の国ではサービスが利用できないようになっています。

一方「LocalEthereum」は、誰もが気軽に利用できるP2P取引所としての立場を維持しており、ユーザーネームとメールアドレスやMetaMask(メタマスク)などの仮想通貨ウォレットでログインして、スマートコントラクトを用いた安全な取引を行うことができる場を提供し続けています。

LocalCryptos(ローカルクリプト)としてサービス開始

LocalEthereumは、2019年11月19日のブログ記事でサービスの名称を「LocalCryptos(ローカルクリプト)」へと改名したことを発表しました。この名前からわかるように同サービスは、取引可能な仮想通貨をさらに拡大していくことを計画しています。

「LocalCryptos」は、今回の発表で『このプラットフォームはBTCとETHをはじめとする様々な仮想通貨と世界中の法定通貨をワンストップで交換することができる場だ』と説明しており、この決定は世界中のP2Pトレーダーにとって重要な転換点になると述べています。

ビットコインなど「複数の仮想通貨」サポートへ

新しくなった「LocalCryptos」でもユーザーは自分が保有している仮想通貨を自分自身のウォレットで管理することができ、イーサリアムの取引もこれまで通り行うことができますが、今回の変更では新たにビットコイン(BTC)の取引も行うことができるようになっています。

また、将来的には「イーサリアムベースの人気のトークン」も追加すると説明されており、その後は「ERC-20トークン」だけでなく「ERC-721トークン」を処理するための新しいスマートコントラクトも開発していく予定だとされています。

「LocalBitcoinsを凌ぐP2P取引所」誕生か

ここ最近では世界各国で仮想通貨関連の規制が強化されはじめており、一部の地域では国の情勢が悪化し、法定通貨に対する信頼が低下してきているため、自由に仮想通貨と法定通貨を交換することができるP2Pの仮想通貨取引プラットフォームは需要が高まってきています。

これまでは「LocalBitcoins」が主流のP2P取引プラットフォームとして世界中で利用されていましたが、今後は新しくなった「LocalCryptos」が広く利用されていく可能性もあると言えるでしょう。

>>「LocalCryptos」の公式発表はこちら

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