分散型求人検索エンジン「LinkedUp」テスト運用開始:仮想通貨スタートアップDfinity
分散型クラウド関連の仮想通貨スタートアップ企業「Dfinity(ディフィニティ)」は、分散型のオープンネットワークで構築された求人検索エンジン「LinkedUp(リンクトアップ)」のテスト運用を開始しました。このソーシャルネットワークサービスは"オープン版LinkedIn"になる可能性があるとして注目されています。
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分散型サービス開発に役立つ「Internet Computer」活用
Dfinityが開発を進めている「LinkedUp(リンクトアップ)」は、同社が展開している分散型ネットワーク「Internet Computer」を用いて構築されており、「Amazon Web Services(AWS)」や「Google Cloud」のような独自のプラットフォームとは異なる"分散化された方法"で管理されていると説明されています。
今回発表された「LinkedUp」は"求人検索に特化したソーシャルネットワークサービス"となっているものの、「Internet Computer」を使用すれば「オープン版Facebook」や「オープン版eBay」などといった様々なオープンサービスを構築することができるとされています。
「LinkedUp」の大きな特徴は"特定の企業や政府に管理されるものではない"という点であり、Dfinityの創業者であるDominic Williams(ドミニク・ウォリアムズ)氏は『巨大IT企業はインターネット上に独占的なインフラを構築することでユーザーを占有し、他企業によるイノベーションの芽を摘もうとしている』と指摘しています。
一部の企業によって構築された閉鎖的なインターネットサービスを"オープンなインターネットサービス"に作り変えることができるという「Internet Computer」は、サービスを簡単に構築できるようにも設計されており、LinkedUpに関しては「エンジニア1.5人の労力を用いてわずか3週間ほどで作り上げた」と説明されています。
現時点でこのプラットフォームは開発段階であり「Internet Computer」は2020年中にリリースされる予定だと伝えられていますが、そのネットワーク価値は約20億ドル(約2,185億円)に上ると試算されており、Dfinityは「Andreessen Horowitz」や「Polychain Capital」などの大手企業から約1億ドルの資金を調達しているため、今後の進展には注目が集まります。
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