トロン(Tron/TRX)のCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、2020年2月6日のツイートで昨年から話題となっていた伝説の投資家Warren Buffett(ウォーレン・バフェット)氏との食事会が2020年1月23日に行われたことを報告しました。
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バフェットランチ「合計6名」で開催
Justin Sun(ジャスティン・サン)氏とWarren Buffett(ウォーレン・バフェット)氏の食事会は昨年7月に行われる予定となっていましたが、サン氏が突発性の腎臓結石を患ったことによって延期となっていました。当初の予定よりは大幅に遅れることとなったものの、この食事会は2020年1月23日にアメリカ・ネブラスカ州にある「Happy Hollow Club」で無事に行われたと報告されています。
ジャスティン・サン氏が457万ドル(約5億円)で権利を落札したバフェット氏との食事会には最大7名が同席できることになっていましたが、実際に同席したのは以下の4名となっています。
・Charlie Lee(チャーリー・リー)氏 – ライトコイン創設者
・Yoni Assia(ヨニ・アッシア)氏 – eToro創設者
・Chris Lee(クリス・リー)氏 – Huobi最高財務責任者
・Helen Hai(ヘレン・ハイ)氏 – BINANCE慈善基金トップ
「BTC・TRX」などをプレゼント
ジャスティン・サン氏は、今回の食事会でバフェット氏に「BTC」や「TRX」などをプレゼントしたことも報告しており、TRXに関してはバフェット氏の誕生日である”1930年8月30日”にちなんで「1,930,830TRX」を贈ったと説明しています。
同氏は今回BTCをプレゼントしたことによって「バフェット氏が初めてビットコインを所有するようになった」と強調しており、バフェット氏がTRXの送金速度に感銘を受けていたことも報告しています。
バフェット氏は以前からビットコインに対して批判的な意見を繰り返していたため、同氏がビットコインを保有するようになたことは注目に値します。ジャスティン・サン氏がBTCを送金したバフェット氏のウォレットアドレスは「こちらのページ」で確認することができます。
仮想通貨・ブロックチェーンに対する考えに変化は?
今回の会食で行われた会話の内容は「仮想通貨・ブロックチェーン・ビジネス・日常生活」などに関するものだったことが報告されています。
ジャスティン・サン氏の報告によると、バフェット氏は「ブロックチェーン技術には大きな可能性がある」と考えているとのことで「今後10年間、決済業界でブロックチェーン技術がどのように展開していくか」に関心を示していると伝えられています。
しかしながらバフェット氏は「これらの技術には多くの課題が残されている」とも考えているとのことで、ビットコインに関してはサン氏が『ビットコインは次世代の通貨だ』と発言したことに対してバフェット氏は微笑みながら『私の孫はむしろ米ドルで財産を相続すると確信している』と語ったと報告されています。
バフェット氏は以前からブロックチェーン技術の可能性は認める一方で、ビットコインに対しては懐疑的な見方を示していたため、今回の会食によって同氏の考えが変わったことはないように感じられますが、会食に参加した「eToro」のYoni Assia(ヨニ・アッシア)氏は『バフェット氏の仮想通貨に対する見方は良くなったと思う』と語っているため、総合的には仮想通貨業界にプラスな影響がもたらされたと考えられます。
ジャスティン・サン氏は、今回の会食について次のように語っています。
バフェット氏と会食を行えたことを心から光栄に思います。そしてその知恵や知見にも感謝します。彼の優しさやサポートを胸に刻み、Tronエコシステムの発展やブロックチェーン業界パートナーとの事業にバフェット氏からのアドバイスや教えを活かしていきたいと思います。
今回の会食に関する詳しい内容については、ブロックチェーンベースの動画配信サービス「DLive」で本日7日に語られると伝えられています。
2020年2月7日|トロン(TRON/TRX)の価格
トロン(TRON/TRX)の価格は昨年12月に1.36円付近まで下落して以降は順調に回復してきており、2020年2月7日時点では「1TRX=2.55円」で取引されています。
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