経営難によって一時的にサービスを停止している仮想通貨取引所「FCoin」は、サービス再開に向けた取り組みの透明性を高めるために同社のコールドウォレット・ホットウォレットの一部アドレスを公開しました。FCoinの創設者である張健氏は『今後3営業日以内に全てのアドレスと資産債務表を公開できるよう努めている』と説明しています。
こちらから読む:人気歌手AKON、ステラ上で”Akoin”発行へ「仮想通貨」関連ニュース
コールド&ホットウォレットのアドレスを公開
FCoinのCEOである張健氏は、2020年2月29日に同社が管理しているコールドウォレットとホットウォレットのアドレスを公開しました。
これは同社がサービス再開に向けた取り組みを進めていく上での透明性を高めるためのものであり『今後3営業日以内に全てのアドレスと資産債務表を公開できるよう努めている』と説明が行われています。
コミュニティの間では、同社に対して顧客資産を持ち逃げする”出口詐欺”の可能性を指摘する意見が出ていましたが、これらのアドレスの情報を確認することによって、FCoinユーザーは「同社が保有している仮想通貨が現在どのように保管されているか」や「保管されていた仮想通貨がどのウォレットに送金されたか」などの情報を確認することができます。
FCoinのウォレットアドレス一覧
記事執筆時点で公開されているウォレットアドレスは以下の通りです。
【ビットコイン(BTC)】
・363sZdacGE5DVZzurmAh6MYqWLX5TXRQuv
・12frb3wVTGakMxnTjgHpeUDaM2tfxBNuCf
【イーサリアム(ETH)】
・0x5A1b068Da150Cc054eaC01e9a853497eb561AeB4
・0x9B823e3300b7588405694E2700E3Dd792C8A61C2
【イオス(EOS)】
・mi3gtqjpearm
【エックスアールピー(XRP)】
・rwEuESXCnPPxCD8FbVQLcR6qyr5uhoJPNL
【ライトコイン(LTC)】
・Lbsc2BsUyUwmoAhjNSGv2145h98L1A8jvY
【トロン(TRX)】
・TEdzzH5wgDiutV2N3aaeX56vaR2aFJGPkk
・TVhk5MBK7pA4MEUTegafHiN4yNCGvS5dNv
【イーサリアムクラシック(ETC)】
・0x28EB1E4530911757E3FFd791573E107a8F7937e9
【ビットコインキャッシュ(BCH)】
・qqkpl3urk8dqq5nzftr8xwl8dut2n49n5qy64ndy7g
【ビットコインSV(BSV)】
・qqkpl3urk8dqq5nzftr8xwl8dut2n49n5qy64ndy7g
【カルダノエイダコイン(ADA)】
・DdzFFzCqrhstC2PDd8pNeLvumuN782eWioq8RWeHHDy2NfdnEtx1W9dgsiCZbfGS5mDByYyVPbeZwG3CmEYSRUU4ee1C9NNGbSyA5gno
【ダッシュ(DASH)】
・Xy7b7WTWVuP1YhYPBRAddxaNyfBthg3vAq
【ステラルーメン(XLM)】
・GDRWFL7HX2AKT5KYEVEYJE35SOO7BTNMPSDF3YGRXFZJ25ASV2NZXQQG
【ジーキャッシュ(ZEC)】
・t1b22GdMXmDmkWENUWwi3SXHn7P7gesRopv
【ジッパー(ZIP)】
・0x9B823e3300b7588405694E2700E3Dd792C8A61C2
【トゥルーUSD(TUSD)】
・0x9B823e3300b7588405694E2700E3Dd792C8A61C2
【USDコイン(USDC)】
・0x9B823e3300b7588405694E2700E3Dd792C8A61C2
FCoinは先日27日に「FCoin」と「FMex」のサービス再開に向けた”事業再開グループ”を立ち上げる計画を明らかにしていますが、今回の発表でも『問題を解決し、できるだけ多くのユーザーに損失を償還したい』と説明されています。同社の取り組みに関する最新情報は以下の公式サイトで確認することができるため、FCoin利用者の方はそちらをご確認ください。