仮想通貨・ブロックチェーン技術を取り入れたプライバシー重視の分散型ブラウザである「Brave(ブレイブ)」は、2020年5月27日のツイートでブレイブの開発・テスト用バージョン「Brave Nightly」に”無制限の人々が同時参加できるビデオ通話機能”である「Brave Together」が搭載されたことを明らかにしました。
暗号化された「参加無制限のビデオ通話機能」を開発
Brave(ブレイブ)は仮想通貨やブロックチェーン技術を取り入れたプライバシー重視の分散型ブラウザであり、広告表示を許可することなどによって独自仮想通貨「ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)」を獲得したり、自分が保有しているBATを使用してコンテンツ制作者に寄付したりできる機能などが搭載されています。
今回の発表では、Braveの開発・テスト用バージョンである「Brave Nightly」に暗号化された”無制限の人々が同時参加可能なビデオ通話”機能である「Brave Together」が搭載されたことが報告されています。
「Brave Together」では、サービスの管理者・インターネットサービスプロバイダ・第三者が通信内容を盗聴できないようにする技術である”エンドツーエンド暗号化”を採用することによってプライバシーとセキュリティを確保していますが、現時点で「Brave Together」はまだ開発の途中段階であるため、まだ”不完全なテストモード”であると説明されています。
そのため現段階では”1対1の呼び出しのみでのみ暗号化が有効になる”と伝えられていますが、今後開発が進み「正式版」がリリースされる頃には”無制限の参加者で暗号化されたビデオ通話”ができるようになると期待されます。
なお「Brave Together」を利用するためにはBraveブラウザを利用する必要がありますが、”アカウント登録”などは必要ないと伝えられています。最近では、新型コロナウイルスなどの影響によって「オンラインミーティング」などを活用する企業が増えてきているため、「Brave Together」がリリースされれば多くのユーザーに利用されることになると期待されます。
2020年5月28日|Basic Attention Token(BAT)の価格
Basic Attention Token(BAT)の価格は今年3月に10円付近まで下落したものの、その後は徐々に回復してきており、2020年5月28日時点では「1BAT=22.27円」で取引されています。