アメリカ・コロラド州政府が運営する宝くじ「Colorado Lottery(コロラド・ロッタリー)」は2020年7月27日に、チェーンリンク(Chainlink/LINK)などと提携して新しい宝くじゲームを開発するためのハッカソン「Gamejam」を開催することを発表しました。
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WEB3技術を活用した「新しい宝くじゲーム」を開発
Colorado Lottery(コロラド・ロッタリー)がチェーンリンク(Chainlink/LINK)などと提携して開催する「Gamejam」は、新しい宝くじゲームを開発することを目的としたハッカソンであり、現地時間2020年7月31日〜2020年8月9日までの期間にかけて開催されています。このハッカソンは「Colorado Lottery」が主催していますが、その他にも「Chainlink・ETHDenver・IGT」などが協力しています。
「Gamejam」はバーチャルイベントの形式で開催されているため世界中の開発者が参加できるようになっており、イベントの参加者は提案された新しいゲームを作成して売り込みを行い、特に成績が良かった場合には賞金を獲得することができると説明されています。
なお、優勝者の賞金は10,000ドル(約106万円)、2位の賞金は5,000ドル(約53万円)、3位の賞金は2,500ドル(約26万円)となっており、「Web3」の技術を使用して開発されたゲームには「ETHDenver」と「Chainlink」がスポンサーとなっている別の賞品も準備されているとも報告されています。追加の賞金は、1位が5,000ドル、2位が2,500ドル、3位が1,000ドルだとされています。
またイベントにはイーサリアム(Ethereum/ETH)の共同創設者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏もゲストスピーカーとして参加し「主流ビジネスにおけるお金の将来」について語ると説明されています。
Colorado Lotteryは今回の提携やハッカソンについて『宝くじ史上初となるこの官民の提携およびハッカソンは、宝くじをWEB3コミュニティのグローバルな才能と結び付け、新しいゲームのプロトタイプを開発するためのに役立つ』と述べており、Colorado Lotteryの責任者であるTom Seaver氏は次のようにコメントしています。
私たちの州ではデジタルテクノロジー企業が72時間ごとに立ち上げられているため、コロラド州は才能豊かで革新的な開発者の宝庫となっています。これらのローカルリソースの創造性と世界中のイノベーションを活用して、受益者をサポートする新しいアイデアを生み出せることに興奮しています。
これらの事業で得られた収益は「コロラド州の野外レクリエーション・土地保護・学校への資金提供」などに使用されるとのことで、Colorado Lotteryは『宝くじにテクノロジーを使用してより多くの参加者を引き込むことによって、コロラド州の野外レクリエーション・土地保護・学校に資金を提供する10億ドルの収益目標を達成できる』と語っています。