Binance Jersey:2020年11月末で「サービス終了」へ
BINANCE(バイナンス)がイギリス領ジャージー島向けに提供していた暗号資産取引所「Binance Jersey(バイナンス・ジャージー)」が、2020年11月30日をもってサービスを終了することが明らかになりました。
こちらから読む:BTC強気派、Pomp氏の投資比率が明らかに「暗号資産」関連ニュース
2020年10月末から段階的にサービスを停止
Binance Jersey(バイナンス・ジャージー)は、大手暗号資産取引所「BINANCE」が2019年1月に立ち上げたイギリス領ジャージー島向けの暗号資産取引プラットフォームであり、ユーロ(EUR)や英ポンド(GBP)と仮想通貨を取引することができるサービスを提供していました。
BINANCEはその後、世界各国の規制に準拠した形でサービスを提供するために、
・Binance Uganda(バイナンス・ウガンダ)
・Binance Singapore(バイナンス・シンガポール)
・Binance Australia(バイナンス・オーストラリア)
・Binance KR(バイナンスKR)
・Binance US(バイナンスUS)
・Binance TR(バイナンスTR)
などといった複数の暗号資産取引所を立ち上げていましたが、今回の発表では「Binance Jersey」が2020年11月30日をもってサービスを終了することが報告されています。
「Binance Jersey」は2020年10月30日に取り扱っている全ての法定通貨・仮想通貨の入金受付を終了し、2020年11月9日には全ての通貨の出金および取引を終了、2020年11月30日に全てのサービスを終了すると伝えられています。
閉鎖の理由としては「本家取引所Binance.comでもユーロや英ポンドの取引ペアが提供されていること」が挙げられており、今後も規制に準拠する形でジャージー市民にサービスが提供されることが説明されています。
なお、BINANCEは今年6月にイギリス向けの暗号資産取引所「Binance UK(バイナンスUK)」を立ち上げる計画を明らかにしており、現在はTwitterアカウント「Binance.UK(@BinanceUK)」や「Binance UKの公式サイト」も立ち上げられていますが、今のところサービスは開始されておらず、公式サイトにも「COMING SOON」と表示されています。
また、BINANCEは暗号資産取引所「TAOTAO(タオタオ)」を運営している「TaoTao株式会社」との間で"日本市場における戦略的提携"に向けた交渉を行っていましたが、今月5日にはこの交渉が終了したことも報告されています。