暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2021年8月20日に、全てのユーザーに身分証提出などの本人確認手続き(KYC)を求めることを発表しました。これにより既にバイナンスを利用している場合でも「中間認証(Intermediate/インターミディエイト)」が必要となり、中間認証を完了していない場合は「仮想通貨の入金・取引」などができなくなるため注意が必要です。
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バイナンス利用者に「中級の本人確認手続き」求める
BINANCE(バイナンス)は2021年8月20日に、全てのユーザーに身分証提出などの本人確認手続き(KYC)を求めることを発表しました。以前までは本人確認手続きを完了していなくても、仮想通貨の入金・出金・取引などといった基本的なサービスを利用することができましたが、今後は本人確認手続きを完了しないとこれらのサービスを利用することができなくなります。
具体的には、住所・氏名・顔写真・IDカード/運転免許証/パスポート/身分証明書などの提出が必要となる「中間認証(Intermediate/インターミディエイト)」までの本人確認手続きを完了することが求められており、新規ユーザーは中間認証を完了しなければ「仮想通貨の入金・出金・取引」などを含めたバイナンスのサービスを利用することができなくなると説明されています。
また、中間認証を完了していなかった既存のユーザーにも「中間認証」までの手続き完了が求められており、中間認証までの手続きを完了していないユーザーは利用できる機能が「出金・注文のキャンセル・ポジションのクローズ・償還のみ」に限定されると報告されています。
なお、この措置は「日本時間2021年10月19日午前9時00分まで」の期間にかけて段階的に実施される予定となっており、中間認証が完了すれば「仮想通貨の入金・出金・取引(1日の出金可能額には上限あり)」などといった基本的な機能を利用することができるようになります。
住所・氏名などといった基本情報の入力は1日で完了するものの、顔写真・身分証明書の提出・住所証明書の提出などの手続きで審査が完了するまでには20日ほどの期間がかかる場合もあるため、BINANCEをメインで利用している方は早めに手続きを完了しておく必要があると考えられます。
BINANCEで本人確認プロセスを完了するための手順については『BINANCE(バイナンス)「本人確認手続き」の完了方法|手順を画像付きで解説』の記事でも詳しく解説しているため、本人確認手続きが完了していない方は参考にされてみてください。