南アフリカ規制当局「BINANCEグループ」について一般市民向けに警告
南アフリカの金融規制当局である「金融セクター行動監督機構(FSCA)」は2021年9月3日に、仮想通貨関連サービスをグローバルに提供している大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」ついて一般市民向けに警告を発しました。
こちらから読む:OKCoinJapan、新たに"IOST"取り扱いへ「暗号資産」関連ニュース
「BINANCEは南アフリカで許可を受けていない」と警告
南アフリカの金融規制当局である「金融セクター行動監督機構(FSCA)」は2021年9月3日に、仮想通貨関連サービスをグローバルに提供している大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」ついて一般市民向けに警告を発しました。
金融セクター行動監督機構は公式発表の中で『FSCAは"セイシェル共和国にある国際企業BINANCE GROUPが、南アフリカ国民が仮想通貨取引プラットフォームにアクセスためのテレグラムグループを有している"との情報を受け取った』と述べており、『BINANCE GROUPは金融アドバイス・仲介サービスの提供を許可されていないため、BINANCE GROUPのサービスを利用する一般市民は十分に注意を払う必要がある』と警告しています。
また、FSCAは『BINANCE GROUPが金融サービスやビジネスの提供を許可されていないだけでなく、暗号資産投資は現在、FSCAや南アフリカの他の機関によって規制されていないため注意が必要である』とも述べており『何か問題が発生したとしてもお金を取り戻せる可能性は低く、誰を頼ることもできない』と注意喚起を行なっています。
このように警告しているFSCAは『一般の人々はそのような企業と取引を行う際には"その事業体がFSCAに登録されているか"を事前に確認する必要がある』と述べており、仮想通貨投資に伴うリスクについて警告しています。
BINANCEは世界中の様々な地域でサービスを提供しているものの、ここ最近では日本を含めた様々な国や地域でBINANCE関連の警告が発生られているため、BINANCE側も規制準拠に向けた取り組みを進めており、先月20日には「全てのユーザーに身分証提出などの本人確認手続き(KYC)を求めること」なども発表されています。