決済大手「Visa(ビザ)」が、暗号資産取引所・仮想通貨ウォレット・NFTマーケットプレイスなどの機能統合などを担当するディレクターの求人募集を行っていることが明らかになりました。現在募集されている仮想通貨関連事業担当者は、Visaのグローバル仮想通貨ソリューションチームの一員として、新しい仮想通貨関連製品・革新的なパートナーシップ・カスタマイズされたプログラムを通じて、Visaの新しい収益源を創造し、成長させる責任を担うことになると説明されています。
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仮想通貨・NFT分野で新たな収益源を創造
Visa(ビザ)が、暗号資産取引所・仮想通貨ウォレット・NFTマーケットプレイスなどの機能統合などを担当するディレクターの求人募集を行っていることが明らかになりました。
Visaの公式サイトに掲載されている求人募集によると、この仮想通貨エコシステム担当ディレクターは『Visaのグローバル仮想通貨ソリューションチームの一員として、新しい仮想通貨関連製品・革新的なパートナーシップ・カスタマイズされたプログラムを通じて、Visaの新しい収益源を創造し、成長させる責任を担うことになる』とされており、主な職務内容としては以下のような項目が挙げられています。
- 仮想通貨取引所・ウォレット・NFTマーケットプレイスなどの暗号資産クライアント受け入れ戦略を策定・実行することによって、Visaネットワークの決済件数と収益を拡大させる
- 法定通貨から仮想通貨への換金を容易に行うことができるようにして仮想通貨業界でのVisaカード受け入れを拡大するために、地域の営業チームと協力し、必要に応じてカスタム価格の取引を構築する
- 共同マーケティングプログラムを実行して、クロスボーダー決済におけるVisaの取引量を増加させる
- リスク、クライアントサービス、モデリング・シミュレーション・分析チームと協力して、発行体への働きかけやリスクの最適化を図ることによって、既存プログラムの最適化や認証率の向上を図る
- プログラムのパフォーマンスを積極的にモニタリングして重要な問題を積極的に提起する
- ルールチームと協力して必要に応じてVisaのルールの更新を行う
Visaは数年前から仮想通貨・ブロックチェーン関連の取り組みを続けてきており、今年2月には銀行の暗号資産関連サービス提供を可能にする「Crypto API」を提供する計画が発表されている他、今年3月には米ドルステーブルコイン「USDコイン(USDCoin/USDC)」を用いた支払いに対応する方針を発表、今年8月にはデジタルアート作品の集合体である「CryptoPunks(クリプトパンクス)」のNFT画像を購入したことなども報告されています。