ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークが完了|今後どうなる?

by BITTIMES

ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークは予定通り5月16日に行われ、大きな問題もなく無事に完了しました。これに伴い有名な投資家や関係者が各メディアからのインタビューに応じています。ハードフォークに関する内容と今後についてのコメントを紹介します。

ハードフォーク完了後の価格は?

ビットコインキャッシュ(BCH)は、5月16日にハードフォークを完了し、ブロックチェーンにいくつかの変更が加えられました。

国内の取引所でも、今回のハードフォークに伴って取引を停止する取引所もありましたが大きな混乱もなくスムーズな移行を完了したと見られます。

2018年5月16日のビットコインキャッシュのチャート2018年5月16日のビットコインキャッシュのチャート(coingecko.comから)

ハードフォーク後の価格はやや回復しましたが大きな変化は見られませんでした。

しかし今回のハードフォークはこれからの関連プロジェクトにも新たな可能性をもたらすものでもあるため、ビットコインキャッシュ(BCH)やビットコイン(BTC)の今後の動きにはさらに注目が集まっています。

ビットコインの神からのコメント

ビットコイン(BTC)に初期の時点から投資を行っていた数少ない投資家の1人であるRoger Ver(ロジャー・バー)氏は、その当時からビットコインの普及に努めていたことによって、Bitcoin Jesus(ビットコインの神)と呼ばれるようになりました。

そんなビットコイン投資家の1人であるバー氏は、ビットコインとビットコインキャッシュについてCNBCに次のように語っています。

「ビットコインコア(BTC)は遅く、高価で、信頼性がありません。」

「世界中の仮想通貨の開発者や利用者は、ビットコインコアよりも速い速度でビットコインキャッシュ(BCH)を採用しています。」

現在のビットコインは「処理に時間がかかる上に、高額であり信頼性がない」と語るバー氏は、その代わりとしてトランザクションに特化したビットコインキャッシュを勧めています。

彼は、技術革新・インフラはビットコインキャッシュを基盤として構築されていると述べています。

「多くのビジネスは、ビットコインキャッシュを基盤として新しい商品を作っています。Bitcoin.comのCEOである私自身もその一人です。ビットコインキャッシュが進む経済的経路はビットコインの成功に繋がるものです。」

ハードフォークでの変更点

今回行われたハードフォークの具体的な目的としては、ユーザーの採用を増やしスケーラビリティのボトルネックを排除してより高速なトランザクションとコストを削減することなどが挙げられます。

今回のハードフォークの主な内容は、基本ブロックサイズが8MBから32MBにアップグレードされることと、SatoshiのOPコードを追加することの2つとなります。

2017年のハードフォークとの違い

BTC.comの事業運営担当であるAlejandro de la Torre(アレハンドロ・デ・ラ・トーレ)氏は、2017年のハードフォークと今回のハードフォークの違いについて、coincentral.comに次のように説明しています。

今回のハードフォークは11月のハードフォークに似ていますが、若干異なります。
今回のフォークは、新しいコインを作り出すことも、既存の問題を修正することも、厳密には2つの方法で革新することもありません。

最初の大きな変更点は、ブロックサイズの上限を8倍から32MBに3倍にすることです。
これは、ブロックあたりのトランザクションスループットを向上させるための前向きな調整です。

Bitcoin Cashの使い方は、ネットワークが完全なスロットルになってからではなく、成長する方法がまだあるのに、このブロックサイズの成長が今起こっているように感じます。

このブロックサイズが大きいほど、Bitcoin Cashには、他のブロックチェーンがLightning NetworkやStake of Stake といった他の方法で取り組んでいるような規模の部屋があります。

これによりBitcoin Cashは、Proof of Work(PoW)モデルを維持しながら、コンセンサスプロトコルレイヤでスケーリングの問題を解決しようとするため、多少ユニークなものになります。

今回のフォークが成し遂げるものは?

『今回のハードフォークがなぜ新しいコインを作り出さないのか?またどのようなことを成し遂げるのか?』といった内容の問いに対しては次のように回答しています。

BTC.comはコインには無関係です。Bitcoin Cashやその他のコインを買うべきだと言っているわけではありません。私たちは、新製品の特長がもたらすいくつかの利点について意見を持っています。

たとえば、ブロックサイズの上限を増やすと、Bitcoin Cashは大きなコインのうち最大のブロックサイズ制限を与えます。これには、Bitcoin CoreチームがSegWitハードフォークの時代に戻ってくることを警告した潜在的なリスクがあります。Proof of work(PoW)を使用してBitcoinネットワークをスケールする最も簡単な方法は、ブロックサイズ制限を増やしてブロックあたりのトランザクションを増やすことです。

Bitcoin Cash開発コミュニティに有益であると考えられる第2の主要な特徴は、着色されたトークン、第2層の自動化されたプロセス、スマートコントラクトスクリプティングを可能にする新旧の古いオペコードを可能にすることです。

ブロックサイズを増やすことの欠点とは?

常にブロックサイズを増やすとことに伴う欠点については次のよう説明されています。

ブロックサイズは元々、DDoS攻撃がネットワークを塞ぐのを防ぐために制限されていました。したがって、理論的にはより大きいブロックサイズはスパム攻撃に対してより脆弱になる可能性があります。

スマートコントラクトはどのように機能するか

『スマートコントラクトはどのように機能しますか?』という問いに対しては次のようにコメントしています。

ブロックサイズの増加後、Bitcoin Cashが進めている次の進歩は、新しいものを追加して古いものを再有効化し、以前は非アクティブ化された機械スクリプトオペレーションコード、またはより単純な「オペコード」を使用して、スマートコントラクトを作成するためのツールを開発者に提供することです。

Bitcoin Cashコミュニティの「Satoshi Op-codes」と呼ばれるこれらのマシンコードにより、開発者はさまざまなタイプのメタデータ実装を作成できます。

開発者はこれらの機能を呼び出すことができるため「有色コイン」や代表トークンを作成できます。これらは、債券、株式、貴金属、商品、および物理的または仮想的なオブジェクトに対応する特定の方法でタグ付けすることができるトークンです。

今後への影響と課題

アレハンドロ氏は最後に、ビットコインキャッシュの今後への影響やこれからの課題として考えられることについて次のように語っています。

この新しい機能から何が出てくるのかは分かりづらいですが、Ethereumが第2層の実装から達成したことを前提にすれば、創造的で生産的なアイデアが開花するためにBitcoin Cashに多くのスペースが与えられると信じています。

そのためには、Bitcoin Cashコミュニティの開発者がこれらの新機能で何をするのか、マーケットがまだスケールアップされているこの新しいブロックサイズで解決することを決定しなければならないでしょう。

実際の支払いに利用されることでBCHは今後2倍に

ビットコインキャッシュ推進派であるバー氏は、今回のハードフォークについて触れていませんが、Bitcoin Cashこそがサトシ・ナカモトの設計思想を引き継いでいると自身のツイッター上で述べています。

「複数のブロックチェーンがあるのと同じように、複数のBitcoinがありますが、BitcoinCashだけが、Bitcoinのホワイトペーパーに記載されているBitcoinのバージョンに準拠しています。」

ここ最近の仮想通貨市場では全体的に下落率が高い傾向にありますが、バー氏は現在の下落に関しては心配していないだけでなく、年末頃のビットコインキャッシュの価格は倍近くになっているだろうと予測しています。

「実際に商業的にそれを使って支払いをすることができるということが、潜在的価値を与えています。多くのトークンは実際には実用性のない投機的な資産で終わってしまっています。世界中でそれが急速に起こっています。」

「ビットコインキャッシュは実際にお金として利用されていますが、残念ながらビットコインは利用されていません。」

彼は、実際の支払いに利用されることなどの実用性こそが『正式なお金』としての価値を成立させていると語っています。

ビットコインキャッシュは今後、より実用性のある機能を実装し価値を高めていくことになるのかもしれません。

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(引用:cnbc.com/coincentral.com

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