ビットコインキャッシュ(BCH)はなぜ高騰している?|バーンとは

by BITTIMES   

仮想通貨ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)の価格の高騰が続いています。高騰の理由や『Burn(バーン)』について解説します。

ビットコインキャッシュ(BCH)の価格が高騰

Bitcoin Cash (BCH)
45,827.76 JPY (-3.42%)
0.00384691 BTC
RANK

19
MARKET CAP

¥909.99 B JPY
VOLUME

¥30.30 B JPY

2018年4月23日 ビットコインキャッシュのチャート2018年4月23日 ビットコインキャッシュのチャート(Coingeckoから)

ビットコインキャッシュ(BCH)の価格は、この1週間で約70%の上昇を記録しています。

2018年4月23日 仮想通貨の価格推移2018年4月23日 仮想通貨の価格推移(CoinMarketCapから)

現時点での24時間の上昇率で見ても、15.78%も上昇しておりその他の通貨と比べても圧倒的に上昇していることは明らかです。

ここ最近でビットコインキャッシュが急速に回復している主な理由としては次のようなことが原因であると考えられます。

ビットコインキャッシュのブロックサイズはビットコインの8倍

ビットコイン(BTC)分裂の論点の1つには、スケーラビリティ問題が挙げられます。

ビットコインにおけるブロックチェーンのブロックサイズが1MBに制限されていたことによって 、処理の遅延や取引手数料の増加がたびたび発生していました。

ビットコイン・ネットワーク上での取引は、理論上1秒間に3~4で処理できるはずでしたが、近年の価格高騰の影響により取引量が増加し、手数料は1年間で100倍上増加しました。

ビットコインキャッシュはブロックサイズの上限をセグウィットを導入せずに1MBから8MBに上げました。

5月のハードフォークで更なるブロックサイズ拡張を予定

ビットコインキャッシュ(BCH)は、5月15日頃にハードフォークを予定しています。
再有効化されたOP_codesと拡張されたOP_RETURNのスペースを利用することで、より多くのアプリケーションが使用できるようになるといわれているだけでなく、ブロックサイズが8MBから32MBへと拡大されるため、BCHの拡張性は更に向上することとなります。

これによって、ネットワークの混雑がアプリの構築を妨げるリスクを減らす効果も期待されています。

AntpoolはBCHのマイニング収益の一部をバーンしている?

世界最大規模のマイニングプール「Antpool」は、ビットコインキャッシュ(BCH)のマイニング収益の一部を「burn(バーン)」していることを明らかにしています。

マイニングプールで獲得した取引手数料の内の12%を焼却し無効化させることによって、実質的にBCHネットワーク全体の利益を押し上げることに繋がると考えられています。

これは、全体流通量を意図的に減らすことによって、ビットコインキャッシュ(BCH)の売り圧力を減らし、希少価値を高めることができるためです。

burn(バーン)とは?

「burn(バーン)」とは、「燃やす」という意味であり、発行枚数の決まっている仮想通貨の一部を利用できないようにして、発行枚数の上限を減らすことで希少価値を高めるものです。

希少価値が高まることによって、仮想通貨1枚当たりの価格が上がりやすくなります

burn(バーン)は、短期的、長期的にみても価格は上昇する傾向にあるファンダメンタル指標の1つです。

しかし、短期的な価格の高騰は利益確定が増えることになった場合には売り圧力が強くなるため、高騰直後には調整が入ることが多い傾向にあります。

長期的には底値が上昇し、将来性のある仮想通貨であればそのまま上昇していくこととなります。

どのような仮想通貨でもバーンしたからといって「価格が上昇し続ける」ということではないので、バーンした仮想通貨の「今後に対する期待感がある」ことが前提であることを理解しておく必要があります。

ビットコインキャッシュは今後どうなる?

現時点で、AntPoolはビットコインキャッシュにおけるブロック全体の約7.3%を占めておりますが、これは過去24時間にマイニングされたブロックの10%以上に相当します。

Antpoolは、他のマイニング業者にも、手数料の一部(12%)を無効化するよう求めています。

また、Anrpoolを運営する中国のマイニング企業BITMAINは、ビットコインキャッシュの仕組みについて次のようにも述べています。

「Bitcoin Cashブロックチェーンは、広く使われている公的ブロックチェーンになるための転換点にあります。」

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