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BINANCE×Mastercard「14銘柄対応の仮想通貨決済カード」アルゼンチンで展開


Mastercard(マスターカード)の最高経営責任者であるMichae Miebach氏は2022年8月23日に、大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」のアカウントと連携する仮想通貨決済カード『Binance Card』のパイロットプログラムが南米アルゼンチンで開始されたことを発表しました。この仮想通貨決済カードは14種類の暗号資産をサポートしていると報告されています。

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BINANCEで保有する暗号資産を支払いに利用

Mastercard(マスターカード)の最高経営責任者であるMichae Miebach氏は2022年8月23日に、大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」のアカウントと連携する仮想通貨決済カード『Binance Card』のパイロットプログラムが南米アルゼンチンで開始されたことを発表しました。


『Binance Card』をアルゼンチンで展開する計画は今月初め頃に発表されており、ラテンアメリカ地域における最初のステップとしてアルゼンチンでベータ版のカードを展開、その後数週間をかけてより広く展開していく予定であることが報告されていました。

このカードは有効な国民IDとBINANCEアカウントを持つ全てのアルゼンチン国民が利用できるもので、BINANCEアカウントの暗号資産現物取引用ウォレットをカードを連携することによって、従来のデビットカードを使うのと同じように世界中の9,000万を超えるMastercard加盟店で「BINANCE口座の暗号資産を用いた支払い」を行うことができるように設計されています。

支払いに利用できる仮想通貨は以下の合計14銘柄で、マスターカード対応のオンライン店舗でも利用可能、対象となる購入で最大8%の暗号資産キャッシュバックを獲得することもできると報告されています。
・バイナンスUSD(Binance USD/BUSD)
・USDコイン(USDCoin/USDC)
テザー(Tether/USDT)
ビットコイン(Bitcoin/BTC)
イーサリアム(Ethereum/ETH)
バイナンスコイン(Binance Coin/BNB)
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)
ポルカドット(Polkadot/DOT)
ソラナ(Solana/SOL)
ディセントラランド(Decentraland/MANA)
エックスアールピー(XRP/XRP)
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)
アバランチ(Avalanche/AVAX)
・スワイプ(Swipe/SXP)

カード利用者はBINANCEの専用ページから「支払いに使用する仮想通貨の追加・削除・使用順序の変更」を行うことができるとのことで、カードで商品を購入すると自分が設定した使用順序に従って暗号資産が使用されていくと説明されています。なお、優先リストには少なくとも6つの暗号資産が必要で、最大12の暗号資産を選択することができるとされています。

暗号資産は基本的に投資目的で保有されており、過去に報告された複数のレポートでは『日常生活における支払い手段として暗号資産を利用しているケースは少ない』ということが報告されていましたが、Binance Cardを利用すればBINANCEアカウントに保管されている暗号資産を簡単に支払いで使用することができるようになるため、このカードが普及すれば仮想通貨の決済利用も増加していく可能性があると期待されています。

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