仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

BINANCE:認定制裁スペシャリスト協会(ACSS)に参加|暗号資産取引所では初


暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2023年1月6日に、仮想通貨業界内のコンプライアンス基準をさらに高めることを目的として、制裁コンプライアンス専門家を集めた世界唯一の組織である「認定制裁スペシャリスト協会(Association of Certified Sanctions Specialists/ACSS)」に参加したことを発表しました。

こちらから読む:ビットバンク、FLR取扱い開始日が決定「暗号資産」関連ニュース

BINANCEチームのスキルと専門性をさらに強化

BINANCE(バイナンス)は2023年1月6日に、仮想通貨業界内のコンプライアンス基準をさらに高めることを目的として、制裁コンプライアンス専門家を集めた世界唯一の組織である「認定制裁スペシャリスト協会(Association of Certified Sanctions Specialists/ACSS)」に参加したことを発表しました。

認定制裁スペシャリスト協会(ACSS)は世界中の制裁専門家のための専門会員組織であり、金融機関・国際企業・法律事務所・コンサルティング会社・政府・その他の業界や企業など様々な雇用環境におけるすべての制裁専門家に共通する知識とスキルに対応する試験を提供、試験に合格した参加者は「認定制裁スペシャリスト」として資格情報を受け取ることができると説明されています。

バイナンスはACSSに正式加盟した初の暗号資産取引所であるとのことで、今後はACSS内のトレーニング教材・包括的なデータベース・深いネットワークを活用して、BINANCEチームのスキルと専門性をさらに高めていくと説明されています。

具体的には、BINANCEの制裁チームのすべてのコンプライアンス専門家がACSS認証プロセスの一環としてトレーニングを受けることになるとのことで、公式発表では『ACSSによって義務付けられたトレーニングはBINANCEの制裁チームが制裁コンプライアンスプログラムの開発に関する最新のOFACガイドラインを身につける上で重要な役割を果たすことになる。ACSSはチームが制裁令に遅れずについていき、複数の法域にまたがる違反のリスクを理解することを保証するのに役立つ』と説明されています。

バイナンスの制裁担当グローバル責任者であるChagri Poyraz氏は公式発表の中で『ACSSと密接に協力することで、制裁コンプライアンス基準を評判の良い業界団体に認められるレベルにまで引き上げ、コンプライアンスチームにスキルアップの機会を提供することができる』と語っています。

ブロックチェーン業界はまだ黎明期であるため、私たちは急速に発展する業界の中で最高レベルのコンプライアンスを維持し続けることを優先事項としています。

ACSSと密接に協力することで、私たちの制裁コンプライアンス基準を評判の良い業界団体に認められるレベルに引き上げ、コンプライアンスチームにスキルアップの機会を提供することができます。最終的には、他の業界関係者とともに、セキュリティとコンプライアンスに関する業界標準を設定し続けたいと考えています。

バイナンスは以前から「世界各国の規制を遵守してサービスを展開していること」を強調していましたが、今回の発表では『規制コンプライアンスは過去2年間バイナンスで中核的な焦点になっている』と説明されており、具体的には「2022年にBINANCEのコンプライアンスチームを500人から750人に増やした」とも報告されています。

BINANCEはこれまでに、フランス・スペイン・バーレーン・ドバイ・オーストラリアを含む合計14の管轄区域で規制上のライセンス・登録・承認を確保しているとのことで、昨年11月末には「日本市場参入に向けてサクラエクスチェンジビットコインの全株式を取得したこと」も発表されています。

>>「BINANCE」の公式発表はこちら
>>「ACSS」の公式サイトはこちら